S 「灼眼のシャナSII」高橋弥七郎
電撃文庫 ISBN:978-4-04-867085-2

シャナの新刊は、短編集です。
前回の短編集がSだったので、S2というわけですね。「狩人のフリアグネ」を読むと、最後の短編集かという感じもしないではないですが、どうなんでしょうか。
前巻でちょっと変わったイメージがあったのいぢさんの絵は、ちょっと復活した感じがありました。

で、内容は3本の番外編短編と、1本のいつものやつです。

で、出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:
敵対してしまった悠二とシャナ。
これは、二人がまだ通じ合っていた頃の物語。

清秋祭を半月後に控えた御崎市。シャナの奇妙な行動を不審に思ったヴィルヘルミナが、悠二を帯同させ尾行を開始した。果たしてシャナが隠す秘密とは? まだ悠二とシャナが通じ合っていた頃の物語『ドミサイル』。

鉄面皮のフレイムヘイズ・ヴィルヘルミナが、陽気できまぐれなミステスと“紅世の王”のコンビ――『約束の二人(エンゲージ・リンク)』の『永遠の恋人』ヨーハンと“彩瓢”フィレスと出会う契機となった物語『ヤーニング』。

そして「コミック電撃大王」マンガ版シャナ作画・笹倉綾人とのコラボレーションで贈る、新米フレイムヘイズだったシャナの奮闘記『ゾートロープ』。

本編を補完するストーリー3本立てに加え、もちろん巻末にはあの“紅世の王”と人形型“燐子”も登場、短編集『S』シリーズ第2弾!

感想:
それぞれの感想。

1.『ドミサイル』
アニメと違い、登場が遅かった原作版のヴィルヘルミナが、悠二とというお話しです。ちょっとネタバレかも。

ちょっと盛り上がりに欠けるかもしれませんね。ヴィルヘルミナ属性がどれだけかにもよるかもしれません。自分は、ヴィルヘルミナ属性が低いので今一つ楽しめませんでした。

2.『ヤーニング』
これは、文庫書き下ろしですね。けっこう面白かったです。

特に、ヴィルヘルミナや『約束の二人(エンゲージ・リンク)』よりも、[百鬼夜行]のラストが楽しかったです。

3.『ゾートロープ』
お話し的には、一番面白かったです。
でも、初見ではないんですよね。以前に読んでしまっていたので。

ゾートロープとは、ソリットを使って残像現象を作り出す装置ですね。上手いタイトルです。

『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュが、実はシャナと関係していたという話しですが、それよりも“天壌の劫火”アラストールの態度が楽しいです。

4.『狩人のフリアグネ』
まぁ、いつものやつです。ちょっとギャグ度が足りません(苦笑)。

ということで、それなりに楽しめましたが、短編集としてはSの方が面白かったかな?「マイルストーン」の出来がよかったですから。

次は、本編ということなので、それを首を長くして待ちましょうか。