_qpgibm2 レンタルマギカ「鬼の祭り」です。

今回も『鬼の祭りと魔法使い』が原作でした。
主に原作の上下巻の下巻分ですね。なんだかアニメでは、端折りすぎですが、みかんちゃんのターンにはなっていました。

ということで、レンタルマギカ第20話です。


あらすじ:
神道を使う魔術結社<葛城家>。その当主・葛城 鈴香は、いつきにパスをつなぎ、香の居場所を探り当てる。香は、自分がいなければ、祭りは行われず、みかんちゃんも人柱になることがないと考えていたのだ。
しかし、鬼はその隙を突き、香を奪い逃げ去る。

それは、3年前の「鬼の祭り」のこと。その祭は、香・みかんちゃんの母・桔梗が行っていた。しかし、香が乱入したために、注意を逸らした桔梗は鬼に殺され祭は失敗したのだった。

その「鬼の祭り」とは清めの祭り。人柱みかんちゃんに鬼を取り込み、その後に鬼を剥がすことで清めを行うのだ。はがされたみかんちゃんは、命も危うい。

「鬼の祭り」の準備を整えた<葛城家>は、結界を張り祭りを執り行う。そしてその結界で鬼を捕らえ、その生命の元、角を折ろうとする。しかし、鬼は香を取り込んでおり、彼女に与える影響を考え、角の片方は残ってしまう。

「鬼の祭り」は成功するかに思われた。しかし、角を残した鬼は力を増し結界を破る。さらには、白拍子の鬼も喰らい巨大化する。このままでは、<葛城家>が守り続けた霊脈をつぶされてしまい、この土地にひとは住めなくなる。
 
鈴香は、祭りを諦め、撤退しようとする。
そこに現れたのは、みかんちゃん。彼女は、鬼を清めると言い出す。それを否定する鈴香だが、伊庭いつきは、<アストラル>が鬼退治を引き受けたのだからと、みかんちゃんに強力する。

香とみかんちゃんは、協力して神楽鈴によるタマシズメにより鬼を清めようとする。
さらには、いつきが<妖精眼(グラム・サイト)>を発動させる。その社長命令に従い、穂波・高瀬・アンブラーはケルト魔術で鬼を縛る。

しかし、鬼はその生命の源である角を残しているため、清めることが難しい。再び復活するかと思われたそのとき、アディリシア・レン・メイザースが現れ、五十の軍団を統治する、強壮なる大侯爵・サブノックを使い、角をへし折る。

それにより、力を弱めた鬼は、香、みかんちゃんのタマシズメにより、浄化される。

鈴香は、みかんちゃんを人柱にしようとした理由を語る。みかんちゃんの魔力を鬼と共に剥がしてしまい、彼女を普通の人間にしようとしたのだ。

しかし、いつきは、それを否定する。みかんちゃんの未来は、彼女自身が決めること。そしてみかんちゃんは、<アストラル>の大事な仲間と戻ることを選ぶ。

感想:
あらららら〜。これは完全な原作クラッシャーですね。

原作を読んでいなければ、これはこれでいいような気もしますが、あれやこれやが省略されている(号泣)。
一番許せないのが、アディの扱いですね。これでは、ただのいい格好しぃではないですか。何のために前々回で血の契りしたのやら。伏線を無視ですね(苦笑)。

あと、<アストラル>ならではの魔術の融合が今一つ発揮されなかったこと。猫屋敷なんて何していたの?

しかし、原作よりもきちんとみかんちゃんのターン的に終わっていたのは良かったです。鬼を清めたのは香、みかんちゃんのくぎみゅシスターズでしたし。

惜しいのは、本来はみかんちゃんを上回る能力の持ち主なんだから、それを示して欲しかった。というか、鬼に取り込まれて弱っていたんだったらそれを描写してよ。

で、次回は「白と黒のドレス」。
きっと、「魔法使い、結婚します!?」ですね。またアディのターン?

しかし、次回予告の三輪せんせ...(苦笑)。

原作の感想はここ

[言及リンク]
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