S_2 「灼眼のシャナXVI」高橋弥七郎
電撃文庫 ISBN:978-4-8402-4061-1

ああぁ、もったいない。読んでしまった〜。
それにしても、10日発売なのになぜ7日に出てるかなぁ。
まぁ、「図書館革命」も10日発売なので良かったけれど。

アニメ「灼眼のシャナII」が停滞中ですが、小説版はどうでしょうか。
ということで、感想行きます。

出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:
私の大切なミステスが、今日、消えた。

クリスマス。一人の少年が消えた。
根源たる“存在の力”を失い、いなかったことになった。
ゆえに、その欠落は誰にも気付かれず、忘れ去られた。消滅してしまったモノは、二度と戻ってこなかった。

そうと知ってなお、シャナと吉田一美は、彼の生存を信じ続ける。喧騒が戻った街の片隅で──。

場所は変わり、人知れず浮遊する移動城砦『星黎殿』内部。
一人の少年が空(から)であった玉座に着いた。鎧った凱甲、靡く衣、その全てが緋色で、頭の後ろから漆黒の竜尾が伸びている。周りに控える“紅世の徒”らから「盟主」と呼ばれた少年は、一同を睥睨し、命を下す。

「盟主」たる少年が、御崎市で待つ彼女たちの許に戻ることは、無かった。

古(いにしえ)の王“祭礼の蛇”を奉迎した[仮装舞踏会(バル・マスケ)]は、「大命」へと静かに動き出す。

感想:
例によって、あらすじ違ってますがな。
全然静かじゃないです。ど派手に動き出す、でしょう(苦笑)。
でも、ほとんど合っています。内容的には、「そのさき」ですね(笑)。

何の「さき」かと言えば、もちろん「灼眼のシャナ XIV」なんでしょうが、前巻の手紙の先とも言えますし、「灼眼のシャナ」シリーズの重要なテーマが「さき」に進んだとも言えます。

「さき」と言えば、やっと「灼眼のシャナ XIV」のラストの意味がわかりましたよ。“逆理の裁者”ベルペオルの回想のおかげです(汗)。

ということで、楽しみにしている人たちのために注意書き。

<以下、本の中身に言及している部分があります。未読の方はご注意を>

物語的には、「そのさき」といいながら、前半は主人公たちがほとんど登場しません。しかし、中盤からの盛り上がりがすごいですね。

しかし、藍麦の「灼眼のシャナ XIV」での予想、全然当たっていませんね。

『久遠の陥穽』にしても、“銀”にしても、全然違っていました(汗)。ところで、今回で“銀”については一先ず完結したと言っていいんでしょうか。ちょっとショックな決着です。

回収された伏線、謎としては、“銀”の他に、佐藤の出発がありますね。その他、かなり回収されています。『玻璃壇』も回収されましたね(笑)。あ、これはちょっと意味ありな文章です。>読まれていない方。

で、回収された一番大きい伏線(?)は、やはりどちらを選ぶかでしょう。そうなるかというのは予想していましたが、その後のもう一人への後処理については、予想外でした。
やはり、あれは“祭礼の蛇”だからなんでしょうか?悠二なら、もっと違う態度だと思うのですが。
でも、あれは残っていますから、まだまだ重要な登場人物ですね。

さて、一番大きい謎がまだ残っています。「大命」ですね。かなりもったいぶって隠されていますので、興味津々です。

しかし、“屍拾い”ラミー(“螺旋の風琴”リャナンシー)や『儀装の駆り手』カムシンも再登場して、次が待ち遠しいです。特に、前者にはベルペオルから付けられた監視に動きがあったようで、気になりますね。

ところで、次はまた外伝ですか?
こんなにクライマックスなのにぃぃい(涙)。