S_3 「灼眼のシャナ XV」高橋弥七郎
電撃文庫 ISBN:978-4-8402-3929-5

待ってました〜。 半年振りですね。
この時期の発売は、秋からのTV放送に間に合わせるためでしょうか。
と言いながらも、早速読んでしまいました。ああ、もったいない。

次は、アニメが先でしょうか。本編再開の次巻でしょうか。

出版社からあらすじを引用しておきます。

あらすじ:
西暦1901年──二十世紀最初の年。
紺碧の海で囲まれた街に、二人のフレイムヘイズが訪れた。

サーレ・ハビヒツブルグ。
ひょろんとした体格の男で、燦々(さんさん)と輝く太陽には全く見合わない、旅塵塗(りょじんまみ)れの異装だった。

キアラ・トスカナ。
二つに纏(まと)めたブラウンの髪を肩から前に垂らす、年の頃は十五、六の少女。頑丈な旅拵(たびごしら)えである点が男と同じ、小さくも真っ直ぐに立つ姿が男とは逆だった。

彼らの目的は、何者かに破壊された『外界宿(アウトロー)』の調査。平穏な街を舞台に、犯人の捜索を開始する二人だったが、この事件の陰には『実験』に勤(いそ)しむ“教授”と呼ばれる“紅世の王”の姿が在った……。

“教授”とサーレ、因縁の二人によるエピソードが描かれる『シャナ』最新刊登場!

感想:
いや、確かにそうだけれど、メインは[革正団(レボルシオン)]でしょうが(苦笑)。

ということで、今回は番外編です。でも、冒頭とラストに重要なネタ振りがあるので注意です。

まぁ、冒頭は、前巻のラストを補完して、分かりやすく(?)説明するものでした。やっと意味が分かりましたよ(汗)。ここで説明するなら、前回って気もしますが、文章のリズムも大切ですからね。

ということで、『鬼功の繰り手』サーレ・ハビヒツブルグと “探耽求究”ダンタリオン教授ですか。

<以下、本の中身に言及している部分があります。未読の方はご注意を>

サーレは、VII巻で教授に「ベルペオルとサーレはしいたけよりも嫌いだ」と言われて登場していましたが、今まで謎の存在でした。「灼眼のシャナノ全テ」でちょっと説明がありましたが、ついに登場です。が、びっくり仰天(苦笑)。親子(?)ですかぁ。そう来たか。
そりゃあんな父なら、反抗したくもなるわなって、意味が違うか。

あと、『極光の射手』キアラ・トスカナの成長物語でもあります。そもそも、『極光の射手』は2代目ですよね。X巻で印象的にシュドナイに瞬殺された初代はかなりの使い手だったようですが、キアラはまだサーレの乳離れができない感じで、V巻のシャナを思い出しました。

全体に、シャナは番外編の方が、凝縮されていて出来がいいという感じがありますが、今回はまぁ、こんなものかな?
人種問題などを絡め、“征遼の眸”サラカエルが唱える[革正団]の信念(?)などは非常に魅力的で悪くないのですが、今までの番外編がシリアス一辺倒だった(?)のに対して、“教授”が出るとやっぱり雰囲気が壊れますね(苦笑)。

それと、本編があそこまで盛り上がっているので、待ちきれないのですよ。

後何巻あるのだろう。終わってほしいような、ほしくないような。

でも、早く続きが読みた〜い!!