Yneajpzb 涼宮ハルヒの憂鬱「涼宮ハルヒの憂鬱VI」です。

祭りは終わった。
ついに「涼宮ハルヒの憂鬱」も本当の最終回です。色々楽しませてもらいましたが、最後は正当派、王道ですね。
らしい最終回でした。

あらすじ:
キョンは、SOS団の部室でパソコンを操作していた。こっそり保存していた朝比奈みくる先輩の画像で胸の星型ほくろを確かめていたのだ。しかし、そこを朝比奈みくる先輩に見つかり押し合いへし合い。端から見るといちゃついているようにも。

そんな様子を目撃したのが、ハルヒだった。憂鬱な表情でみくる先輩の髪の毛をいじくるハルヒだった。

その夜、キョンは眠りから揺り起こされた。起こした相手はハルヒ。目が覚めた場所は、学校だった。どうやら、学校は閉鎖空間らしきものに包まれていた。

わずかな力でキョンの元を訪れた古泉一樹の言葉によれば、これはハルヒが現実世界に飽きて、世界を作り替えようとしているための現象らしい。新しい世界の同胞として、キョンが選ばれたらしいのだ。

新しい閉鎖空間、新しい世界。古泉一樹が消えた後、パソコンを通じて長門有希が語りかけてきた。そして伝言が。
「sleeping beauty」

パソコンでのチャットが途切れると時を同じくして、多くの神人が出現した。喜ぶハルヒ。しかし、なんとか元の世界に戻りたいキョンは、ハルヒの説得を試みる。自分は元の世界が、仲間たちが好きなんだと。

しかし、新しい世界に興奮するハルヒには通じない。そして、キョンの脳裏にもう一つの言葉が過った。それは、朝比奈みくる先輩(大)の言葉だった。
「白雪姫って知ってます?」

そして、キョンは最後の打開策を採った。

感想:
藍麦は、『涼宮ハルヒシリーズ』はメタSFというか、メタ小説という立場を採っています。それは今までも繰り返しましたが、今回の最終回にもそれが現れていました。

最終回のテーマは、メタ・ラ・ノベとでもいうべきでしょうか。ボーイミーツガール路線で締めくくってくれました。最後が、主人公のモノローグで終わるのも、王道中の王道ですね。そして、念が入ったことに、「眠り姫」と「白雪姫」の組み込みです。すごく良くできていますね。

でも、そういう穿った見方をしなくても、キャラに萌え、ストーリーに熱中して普通に見ても良くできていると思います。今回は、特に音の使い方に感心しました。長門有希とのシーン(?)では音を音楽をまったく消し静寂を演出し、神人シーンでは一転してマーラーですか。やりますねぇ。

涼宮ハルヒシリーズってキョンのモノローグもそうなんですが、実はすごく文章というか台詞が難しいと思うんですよ。トートロジーなんてさらっと言われてもわかる人どれだけいます?それを、映像と音楽で感じさせない京アニに最後まで感心させられました。

まぁ難を言えば、スニーカーによれば、今回のシリーズ構成は、作者の谷川 流の発案らしいのですが、それだけではなく結構作者チェックが入っているようです。そのためか、あまり原作の枠を超えた部分かなかったのが、よかったとも言えますし物足りないとも言えます。台詞なんて結構原作をなぞっているだけですしね。

二期では、京アニオリジナルの部分も見てみたいな。でもパロディはやめてね。

ということで、最後にまとめを入れておきます。

アニメ1話:涼宮ハルヒの憂鬱I(2)
アニメ2話:涼宮ハルヒの憂鬱II(3)
アニメ3話:涼宮ハルヒの憂鬱III(5)
アニメ4話:涼宮ハルヒの憂鬱IV(10)
アニメ5話:涼宮ハルヒの憂鬱V(13)
アニメ6話:涼宮ハルヒの憂鬱VI(14)
アニメ7話:涼宮ハルヒの退屈(4)
アニメなし:笹の葉ラプソディ[退屈]
アニメ8話:ミステリックサイン(7) [退屈]
アニメ9、10話:孤島症候群(6、8) [退屈]
アニメなし:エンドレスエイト[暴走]
アニメなし:涼宮ハルヒの溜息
アニメ11話:朝比奈ミクルの冒険 Episode00 (1)[動揺]
アニメ12話:ライブアライブ[動揺] (12)
アニメ13話:射手座の日[暴走] (11)
アニメ14話:サムデイ イン ザ レイン(9)
アニメなし:涼宮ハルヒの消失
アニメなし:ヒトメボレLOVER[動揺]
アニメなし:雪山症候群[暴走]
アニメなし:猫はどこへ行った?[動揺]
アニメなし:朝比奈みくるの憂鬱[動揺]
アニメなし:涼宮ハルヒの陰謀
アニメなし:編集長★一直線[憤慨]
アニメなし:ワンダリング・シャドウ[憤慨]