BLOOD+「ふたりのシュヴァリエ」です。

う〜ん、なんだかとっても話が動いているようで動いていない、サプライズがあるようで実はひねりが全然ない話でした。


一応あらすじ。
「動物園を訪れた小夜ハジ。その前に現れたのは、ディーバのシュヴァリエであるソロモンだった。

すぐさま臨戦態勢を取るハジだったが、ソロモンは小夜と会話することが目的だと言い、ハジとは戦わず、小夜と二人で会話しようとする。

一方、「動物園」までたどり着いたデヴィッドとカイ、リクたちは、小夜を見つけるため、手分けして探すことにする。

その頃、「赤い盾」のリーダージョエルは、研究者コリンズとデヴィッドたちを単独行動させたのは、どうもディーヴァの声が聞こえるリクを実験材料とみているためであるような会話を交わす。

ソロモンは小夜に自分がディーヴァのシュヴァリエであることを話し、二人で会話することに成功する。

ソロモンは、小夜のことを気に入っているようだが、それはあくまでも翼手としての小夜。人間は、あくまでも敵対するものであると小夜に語りかける。小夜が育った動物園にしても、ジョエル・ゴルトシュミットが世界中の珍しい動植物を集めて、新しい生物を造り出そうとした研究所のだと。小夜とディーヴァも彼の実験材料のひとつだと説得する。

小夜はソロモンの言葉に動揺する。しかし、沖縄の宮城家は本当の家族以上の存在だとソロモンに反抗する。宮城家は、小夜が人間側に立つための拠り所になっていた。

しかしソロモンは、ディーヴァが数年の短い活動期を終えると、繭の中でおよそ30年間眠りに就くことを語る。小夜は、自分が繭の中から出てきたことに気づき動揺する。

ソロモンは、他のシュバリエが小夜を殺そうとしていることを語りつつ、自分は小夜を殺したくない、仲間になろうと説得する。

しかし、小夜がソロモンの手を取ろうとした瞬間、ハジが二人に割って入る。そして、ハジとソロモンは激しい戦いを開始する。

その頃、小夜を探すリクは、歌声を耳にしていた。その声が小夜の声であると思い、リクはかつてディーヴァが幽閉されていた塔に向かう。

ハジとソロモンを追う小夜は、青いバラが散っていることから、塔を怪しみ駆け上がる。そしてその塔で小夜が見たものは、自分そっくりでただ目の色が青である女性が、リクの首に噛み付いている姿だった...」

第1期のエンディングから示されていた、リクの戦いへの参戦が現実化しそうなエンディングでした。
元々ディーヴァの声が聞こえたりと、シュバリエになれる(?)素質、もしくはシフ化する素質があったように思えます。どうなのでしょうか?

あとは、青いバラがどういう意味を持っているのかが気になりますね。動物園が実験場もしくは研究所の意味合いを持っているのならば、青いバラを人工的に作り出すという暗喩なのかという気がしますが。

小夜自体の魅力不足を2体にして補おうという目論見が見えますが、成功するでしょうか。あきらめて脇役のエピソードで固めてもよいのではという投げやりな感想を持った藍麦でした。(汗)