Le4fwezs 「ムシウタ 06」岩井 恭平
角川スニーカー文庫  ISBN:4-04-428812-7

藍麦のblogでは、毎日「ムシウタ」で検索して訪問してくださる方が何人かいらっしゃるので、やっぱり人気があるようです。
bugシリーズを挟んだので、なんとなく久しぶりのイメージがある「ムシウタ 06」です。

んで、あらすじです。
「自らお気楽な性格だと言って憚らない塩原鯱人。彼には、誰にも言えない秘密があった。それは、特殊型の虫憑きだったのだ。

鯱人は、ある日黄色の雨ガッパを身にまとい、ホッケースティックを背負いながらベスパを駆る少女・獅子堂戌子と出会う。

彼の生活は、戌子の出現で一変する。彼女は、“特環”の虫憑きスカウトだったのだ。彼女は、鯱人の能力と「壊れかけ」の性格を買い、一流の戦士に育てようと「個人授業」を開始する。

しかし、戌子が街に留まる理由にはもう一つあった。それは、はじまりの三匹の一人ディオレストイ“浸父”がいるからだった。

かつて“かっこう”が殲滅したはずの“浸父”がなぜ存在するのか?その謎を追いながら“浸父”を倒す機会を探る戌子。その意志を継ぐ者として期待し鯱人の教育も行う。

そしてついに、戌子と“浸父”は激突する。そのとき鯱人は...」

「ムシウタ」シリーズのサイドストーリー的な話しと聞いていましたが、完全なサイドストーリーです。「的」ではありません。(汗)

登場する虫憑きは、戌子と鯱人だけと言っていいです。ただ、二人ともいい味を出していましたね。特に戌子は、この巻だけのゲストキャラにするには惜しい。ラストもまぁ感動的でした。ただ鯱人については、あまり好きになれませんでした。それが☆半分の減点ポイントかな。

あと、前巻がアリア・ヴァレイと“大喰い”エルビオレーネのある程度の謎解きの話だったとすると、今回は“浸父”の謎解きの話です。

<以下、本の中身に言及している部分があります。未読の方はご注意を>

“浸父”が生きていることは、“みんみん”に取り憑いていたことからある程度予想できましたが、取り憑く条件が夢を失った者とは思いませんでした。

でもそうすると“特環中央本部”が欠落者を蘇らせる実験を行っているらしいこと、“浸父”の本体を捕らえているらしいことと辻褄が合います。欠落者になった“みんみん”がカケラを使って蘇ったわけですね。

“特環中央本部”は、号指定の強力な“欠落者”を蘇らせるために実験を続けるのでしょうか?そうならば、1巻で成虫化によって暴走して“かっこう”に倒されたあの人が蘇る可能性がありますね。bugの中(だったかな?)で魅車八重子が「眠り姫」と呼んでいたのが彼女かなと。でも、「五人目」の一号指定だから違うかも。

あと、今回初めて?bugシリーズとの接点がでてきました。そう、亜梨子ちゃんです。戌子によって「失った」と語られましたが、いったいどうなっているのでしょうか?あちこちで語られているように、彼女が「五人目」で「眠り姫」として特環中央本部に捕らわれているのでしょうか?

最近はbugシリーズの方が面白いので、気になるところです。