Quktuu1z 「Missing 13 神降ろしの物語・完結編」甲田 学人
電撃文庫(メディアワークス)

13巻まで続いたMissingの完結編です。


Missingというと、学園伝奇ホラーっていう感じですね。どろどろ救いのない話が続くので、電撃文庫よりも角川ホラー文庫の方があっている感じもします。完結編なのにイラストがありませんし(表紙から中表紙、本文まったくなし!)。

それはさておき、はっきり言って、12巻の段階では期待していなかったのですが、思っていたよりきれいに終わっています。

<以下、本の中身に言及している部分があります。未読の方はご注意を>

12巻までに張られた伏線で、最近忘れられていたかと思っていた、「黒服の男達」「神野陰之」とか「吉相寺」「そうじさま」もううやむやにしてしまうのかと思っていたけれど、見事に無理なく使われていました。惜しむらくは、きれいすぎて盛り上がりに欠けたとたろかな。特に神野と摩津方との戦いはもっと書き込んで欲しかった。摩津方あっさりやられすぎですがな。途中の中だるみがあったので、12巻までを5巻ぐらいにして、13巻を2巻に分けるぐらいでちょうどいいのではないかな。

しかし、最後まで空目は魔王様といいながらそれらしさが見えない、影の薄い主人公でした。[E:wink]

あと、近藤武巳がいなければ、みんな無事で丸く治まっていた気がします。それなのにラストの良い場面だけ持っていくなんて。[E:shock] 

でも、最後の最後まで救いのない話でした。それが、Missingだと言えばそうなのでしょう。魔女を倒し、「おともだち」を退けたことでMissing的なハッピーエンドと言えるかもしれません。俊也を殺すことはないと思いますが。

それよりも亜紀に最後まで絡んでほしかった〜。[E:smile]