2023052802天国大魔境 <#09>学園の子供たち

「天国大魔境」は、月刊アフタヌーンに連載されている石黒正数さんの漫画が原作です。
「このマンガがすごい!2019」で一位になったりしているので、マンガとしての評価はすでに高いに定まっているような気がしますが、どちらかというとちょっと年齢が高いインテリ層に受けている気がします。
というのも、内容が複雑な構成を採った、ミステリー仕立てのファンタジーだからですね。

石黒さんというと、アニメにもなった「それでも町は廻っている」が有名ですが、その中でもミステリーやファンタジー仕立ての短編がたくさんありました。また、「外天楼」というファンタジー風味のミステリー漫画の傑作もあるので、そういう作風だと考えていいと思います。
なので、個人的にはすごく好みの漫画家さんで、多分コミックスは全部持っていると思います。

この「天国大魔境」ももちろん読んでいて、かなりどっぷりはまっています。
ただ、そういう作風なので、アニメに合うかなという不安も少しあります。

前回の第八話は、不滅教団の宇佐美医師とキルコ、マルとの対峙からお話が始まりました。
宇佐美医師は、結局キルコが探す人物ではなく、不滅教団もマルが探す天国ではありませんでした。
宇佐美医師と星尾さんが誰かというのは、勘の良い方は気づいていらっしゃる感じですが、この先のお楽しみですね。テレビアニメで入るかどうかはわかりませんが。

ということで、天国大魔境 第9話 「学園の子供たち」感想行きます。
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原作は、既読です。ミステリー仕立ての作品なので、なるべくネタバレはしないように気を付けます。

あらすじ:(公式から引用)

宇佐美はキル光線のマークと同じ模様のボタンを持っていた。
再びマークを追う事にした マルとキルコは途中、資源探しをしていた情報屋ジューイチと遭遇する。
マークについて 知った様子を見せるジューイチから情報を買い取る二人だが……。
一方、学園では職員達 の緊急会議が開かれていた。明かされるトキオの異変とは……

2023052804感想:
天国大魔境 <#09>学園の子供たち です。

今週は、原作でいうと4巻の後半部分です。
ミミヒメの水泳部分から銃の話がざっくり省略されていたけれど、これは多分構成を変えただけで、後で出てきそうな気もしますがどうでしょうね。
省略された部分は、後の伏線という気もするんですが、ミミヒメの方は原作だと時系列が前後してしまうので、使わないかもしれないですね。

ということで、第九話は、コナの学園での過去からお話が始まりました。

以前にトキオとの会話に出てきたアスラとの記憶でしたが、アスラの容姿があの感じなのが、一つのポイントですね。学園では誰も気にしていない感じでしたが、学園の子たちは、後の会議での言葉からすると男女の違いについても教えられていなかったようなので、その差異に気にしていなかったということでしょうか。
どちらにしても、その能力からして、普通ではなかったですね。

さて、アスラは未来が見えていたようですが、コナが描く絵はどうなのでしょう。アスラから自分と同じものが見えるようになると言われていたので、コナは未来を見て描いていたということかもしれません。
あの魚の絵とか、コナが描いたものと一致していますからね。

あと、ミミヒメが見たものは何か、過去のアスラだとして、ミミヒメはそれを理解できてはいなかったようですが、どういうことでしょうか。ミミヒメにもアスラ同様に何かを見る能力があったということでしょうか。

2023052801どちらにしても、ボタンから銃はコナたちの学園のマークと同じ印をつけていたため、学園のものではないかと考えられるようになりました。そうすると、マルが探す天国は、キルコが言うように学園ということになるのでしょうか。
学園は、「高原学園」という名前であるとわかりましたが、どういう存在だったかはこれからですかね。資料や、会議の様子からすると、かなりの規模ではあったようです。

ところで、あのジューイチさん。なんだか何か知っている雰囲気もありましたが、一過性のギャグメーカーなのでしょうか。良いキャラしていたんですけどね。
財災厄とは何かということは、彼の語りからするとまだよくわかっていないようですね。

ということで、シーユー、バイバイ。