ehshell 2020-08-29 08-05-24-47とある科学の超電磁砲<レールガン>T #21「ドッペルゲンガー」

シリーズ第三弾『とある科学の超電磁砲T』です。

「とある科学の超電磁砲T」は、アニメ的には「とある科学の超電磁砲」のシリーズの第三弾になります。長井龍雪さんが監督なのは、過去二作と同じですね。第二弾の「とある科学の超電磁砲S」が終わったのが、2013年6月ですから、約6年半ぶりの復活となります。

過去の「とある科学の超電磁砲」では、前半に原作通りのストーリーを使って後半はオリジナルストーリーという展開でした。「とある科学の超電磁砲S」のオリジナルストーリー「Silent Party」編がちょっと今一つだったことからも、どうなるか心配だったのですが、今回はオリジナルではなく、原作にある「天賦夢路(ドリームランカー)」編ということで一安心です。

ただ「大覇星祭」編に話数を多めに採っているので、少し尺的に心配ではあるのですが、メインのお話しは、「大覇星祭」編よりも軽いですし、あくまでも美琴のお話しなので、大丈夫でしょう。
それよりも、周りの暗部の人間たちの描き方に注目ですね。ここがもしあれば4期とか、「とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ」のアニメ化とかに影響するので。

さて、前回の第20話は、フレンダ×佐天さん編の結末でした。
かなり原作コミックス準拠で、なかなか良くできていたと思います。ワクワクしました。
ただ、ここでフレンダも弓箭猟虎ちゃんも登場はおわりなんですよね。オープニングにも大々的に出てきますし、それこそあのオープニング映像を見ると、こちらがメインエピソードのような感じですが、実際にはここからが「天賦夢路(ドリームランカー)」編です。
ということで、いよいよ今週からメインエピソードですね。

ということで、とある科学の超電磁砲<レールガン>T 第21話「ドッペルゲンガー」さくさくと行きます。
原作は、ラノベの「とある魔術の禁書目録」は、新約の途中で挫折しています。コミックスの「とある科学の超電磁砲」は、最新刊までコミックス版で読んでいます。ネタバレは、なるべくなしで行きたいと思っています。

あらすじ:(公式から引用

常盤台中学をはじめとした『学舎の園』、そして大手企業の秘匿情報の漏洩が多発。
その原因は『インディアンポーカー』で見た夢と考えられ、対策がとられるものの、大きな効果は上がらずにいた。

一方、『インディアンポーカー』の技術に『才人工房(クローンドリー)』の気配を感じとった食蜂は独自に調査を開始。その裏に操歯涼子という研究者と、彼女が関わっている研究機関の存在を突き止める。しかし、そこで行われていた実験は『インディアンポーカー』とは関係のない、奇妙なものだった。

そんな事情を知らされた美琴は、食蜂からその研究機関の調査を、とある交換条件とともに持ち掛けられる――。

ehshell 2020-08-29 08-15-20-42感想:

とある科学の超電磁砲<レールガン>T #21「ドッペルゲンガー」です。

ようやくここからが、今回の「天賦夢路(ドリームランカー)」編と言っていいでしょう。
とはいえ、なぜか美琴ちゃんと食蜂操祈ちゃんの漫才で始まりましたが。食蜂操祈ちゃんが突っ込みをするのは珍しいですよね。あと、美琴がボケをするのも珍しいかな。

さて、その食蜂操祈ちゃんの依頼で美琴ちゃんが操歯涼子のことを調査することになるわけです。食蜂操祈ちゃんがなぜ操歯涼子のことを調査しようとするかというと、『インディアンポーカー』の技術に『才人工房(クローンドリー)』の影があるからですね。

『才人工房(クローンドリー)』については、「大覇星祭」編で語られました。細かい部分はまだわからないですね。そもそも、『才人工房(クローンドリー)』は研究機関名称で、「天才や偉人級の人間を人工的に生み出す」ために虚数学区に存在するものと、「大覇星祭」編では描写されていました。
ehshell 2020-08-29 08-11-09-39ただ、その『才人工房(クローンドリー)』第一研究室による天才を産み出す研究結果が食蜂操祈ちゃんであり、「エクステリア計画」に収束したのですね。
木原幻生が絡んでいることからも、本来はドリーを使っての「対能力進化(レベル6シフト)計画」と考える方がいいのでしょうけれど、どうして「エクステリア計画」がメインになったかというと、「大覇星祭」編の「竜王の顎(ドラゴンストライク)」のあれでしょうね。ただ、ミサカネットワークのタイミングを考えるとなかなか判断が難しいですね。

ということを考えると、どうして『インディアンポーカー』の技術に『才人工房(クローンドリー)』の影があるということになるかというと、まぁ「とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ」を読んでくださいということになりますか。ここでは、そういうものですということだけでいいでしょう。

前振りが長くなりましたが、そういうことで操歯涼子のことを調査することになりました。
目的は、彼女が研究している内容といいつつ、結局は食蜂操祈ちゃんの目的でもある『インディアンポーカー』についてなのでしょう。それ以上は、例によって美琴ちゃんの暴走でしょうか。食蜂操祈ちゃんは、『才人工房(クローンドリー)』と操歯涼子の間に関係があるのかだけが知りたい感じですしね。
ehshell 2020-08-29 08-14-18-02ただ、そこについては、今週の操歯涼子のモノローグを聞いても、完全にはわかりませんでした。どうやら、彼女一人ではなく、その上部機関も関係しているようです。

上部機関といえば、サイボーグ操歯涼子が逃亡しました。操歯涼子が気にしていた暴走が始まったものということなのでしょうけれど、普通に考えて確かに食蜂操祈ちゃんの言うように驚異にはならないはずなので、暴走されると困る何かがあるということなのでしょうか。

あと、サイボーグ操歯涼子が暴走したときの機関の人たちの言葉二つほどは伏線ですから、覚えておきましょう。

さて、「とある科学の一方通行(アクセラレータ)」にも登場した「屍喰部隊(スカベンジャー)」がいよいよ登場ですね。リーダーの「鳥瞰把握(プレデター)」がめちゃカッコいいと思っているのですが、次週の活躍が楽しみです。