ehshell 2020-08-01 09-45-51-46とある科学の超電磁砲<レールガン>T #17「予知」

シリーズ第三弾『とある科学の超電磁砲T』です。

「とある科学の超電磁砲T」は、アニメ的には「とある科学の超電磁砲」のシリーズの第三弾になります。長井龍雪さんが監督なのは、過去二作と同じですね。第二弾の「とある科学の超電磁砲S」が終わったのが、2013年6月ですから、約6年半ぶりの復活となります。

過去の「とある科学の超電磁砲」では、前半に原作通りのストーリーを使って後半はオリジナルストーリーという展開でした。「とある科学の超電磁砲S」のオリジナルストーリー「Silent Party」編がちょっと今一つだったことからも、どうなるか心配だったのですが、今回はオリジナルではなく、原作にある「天賦夢路(ドリームランカー)」編ということで一安心です。

ただ「大覇星祭」編に話数を多めに採っているので、少し尺的に心配ではあるのですが、メインのお話しは、「大覇星祭」編よりも軽いですし、あくまでも美琴のお話しなので、大丈夫でしょう。
それよりも、周りの暗部の人間たちの描き方に注目ですね。ここがもしあれば4期とか、「とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ」のアニメ化とかに影響するので。

さて、前回の第16話は、「天賦夢路(ドリームランカー)」編ということですが、まずはインディアンポーカーの説明という感じです。これが鍵となりますからね。
そして、それを紹介するために、美山写影くんが登場という感じですが、黒子との絡みですね。

ということで、とある科学の超電磁砲<レールガン>T 第17話「予知」さくさくと行きます。
原作は、ラノベの「とある魔術の禁書目録」は、新約の途中で挫折しています。コミックスの「とある科学の超電磁砲」は、最新刊までコミックス版で読んでいます。ネタバレは、なるべくなしで行きたいと思っています。

あらすじ:(公式から引用

黒子たちが調査していたアプリの開発者は予知/念写能力者の美山写影という小学生だった。

彼は自分の予知した運命を変えることのできる能力者を探していたのだという。美山の協力を得て、いくつかの事件を未然に防ぐことに成功する黒子たち。

ある日、同じ公園内でふたつの事故が予知されるという、初めてのケースが起きる。
火災を伴い、多くの被害者が予想される事態に、他の『風紀委員(ジャッジメント)』の応援を得て対処する黒子たち。そんな中、能力の過剰使用が原因で美山が倒れてしまう。

無理をしてまで能力を使っていた彼の行動の裏には、苦い過去との経験と、とある理由があった――。

ehshell 2020-08-01 09-51-31-83感想:
とある科学の超電磁砲<レールガン>T #17「予知」です。

先週に引き続いて、美山写影くんの予知能力でのエピソードになります。
先週時点で明確だったのですが、このエピソードには美琴は登場しませんね。あくまでも、美山写影くんを中心にした黒子のエピソードです。

先週時点で、美山写影くんが自分の予知をひっくり返してくれる能力者を探していることがわかっていたのですが、それが黒子だったわけですね。なぜ黒子にそれが可能だったのかということが、今週明らかになりました。
未来予知は三次元演算、黒子の「空間移動(テレポート)」は十一次元演算だったため、演算能力に干渉して予知した未来を変更できるということのようです。

そして、美山写影くんがなぜそこまで自分の予知の変更を求めたのかが描かれました。
理由は二つ、自分の能力が悪い未来を呼び込んでいるのだという友達の指摘を否定したかったこと。
そしてもう一つが、友達の野良犬を救いたかったということでした。

ehshell 2020-08-01 09-47-37-16美山写影くんが無理をして能力で詳細を明確にしたこと、黒子が「風紀委員(ジャッジメント)」の力を借りて事件の全体をカバーしたことで、事件は無事解決しました。
ただ、ポイントは、美山写影くんが予知を正義のために使いたいと思い続けられるようになることだった気がします。
キチンと、手紙で過去の問題もクリアしてましたし、普段から熱い黒子が自分のキモチを美山写影くんに語る部分がすごく良かったです。まさに黒子回だったですね。美琴は一切登場しませんでしたし、初春の絡みも最低限でしたし。

ただ、今回も初春の暗部面がちょっと見えましたか。第4期があると、その辺りが出てくるかもしれません。

ところで、黒子のリボンが途中から赤から白になったのは、川で水に濡れたからですかねぇ。原作でも途中から白だったんですが。
黒子回だから、あえて白にしたという気もちょっとしますが。

ehshell 2020-08-01 09-49-57-12さて、インディアンポーカーの説明ですが、公園火災の原因に繋がったようです。ただ、それだけなので、まぁこのエピソード自体がなくても成り立つものではと思います。
あとの尺が詰まるようだと、ここを駆け足なりにやったのは、尺がもったいなかったかもと言う気がやっぱりしますがどうでしょうか。

ということで、次回は、あの話しですね。
これもおまけのお話しではあるのですが、登場人物がオールスターなので、結構楽しみにしています。原作にはない上条さんも追加したりするかな?