ehshell 2020-05-16 11-49-27-22とある科学の超電磁砲<レールガン>T #14「竜王の顎(ドラゴンストライク)」

シリーズ第三弾『とある科学の超電磁砲T』です。
コロナの関係で、春アニメが次々と放映中止になっていく中で、隔週ながらもなんとか放送を続けてくれていますね。感謝です。

「とある科学の超電磁砲T」は、アニメ的には「とある科学の超電磁砲」のシリーズの第三弾になります。長井龍雪さんが監督なのは、過去二作と同じですね。第二弾の「とある科学の超電磁砲S」が終わったのが、2013年6月ですから、約6年半ぶりの復活となります。まぁ原作の「とある魔術の禁書目録」というか、そのコミカライズ・スピンオフ「とある科学の超電磁砲」もずっと続いていますから、人気は高くスタッフの確保の方が問題だったのでしょうか。

いや、過去の「とある科学の超電磁砲」では、前半に原作通りのストーリーを使って後半はオリジナルストーリーという展開でした。「とある科学の超電磁砲S」のオリジナルストーリー「Silent Party」編がちょっと今一つだったことからも、今回放映の「大覇星祭」編の原作が終わるのに時間が掛かって、タイミングを失った方が原因のような気がします。

さて、前回の第13話は、上黒子と警策看取ちゃん、食蜂操祈ちゃんと木原幻生のバトルの決着戦でした。
センターアイキャッチから後半にかけての、黒子と警策看取ちゃんのバトルはめちゃカッコよかったですね。黒子のバトルは、能力の関係で最終的にはボディコンタクトになるので、熱くなりますよね。
一方、木原幻生と食蜂操祈ちゃんですが、こちらは別の意味で熱いですね。知能・策略バトル。
そして、今週は残った御坂美琴ちゃんですか。

ということで、とある科学の超電磁砲<レールガン>T 第14話「竜王の顎(ドラゴンストライク)」さくさくと行きます。
原作は、ラノベの「とある魔術の禁書目録」は、新約の途中で挫折しています。コミックスの「とある科学の超電磁砲」は、最新刊までコミックス版で読んでいます。ネタバレは、なるべくなしで行きたいと思っています。

あらすじ:公式から引用

黒子は警策の居場所を探り当てて拘束、動きを封じる。食蜂は幾重にも張り巡らせた計画によって、『外装代脳(エクステリア)』を崩壊へと導き、幻生によるミサカネットワークへの介入を断ち切った。
しかし美琴は、意識を取り戻したものの、依然として暴走を止められず、黒く渦巻く力の塊は消えないままだった。

能力とはまったく異なる、別世界の、理解の及ばない力。そこから美琴を開放すべく、削板が根性で道を切り開き、上条を美琴のもとへと送り出す。ついに上条の右手が届くも、黒い塊にふれた右手は肩から吹き飛ばされてしまう。

そして次の瞬間、上条の右肩から8体もの巨大なドラゴンが姿を現して――!

ehshell 2020-05-16 11-53-30-54感想:
とある科学の超電磁砲<レールガン>T #14「竜王の顎(ドラゴンストライク)」です。

今週は、いよいよ大覇星祭編の争いで最後に残った御坂美琴ちゃんの暴走への決着でした。

先週食蜂操祈ちゃんが、「外装代脳(エクステリア)」に自壊コードを投入し破壊したため、レベル6に向けての暴走は止められた形にはなっていました。
しかし、ここまで暴走したものは美琴ちゃんの能力ではなくレベル6に向けて蓄えられた別世界の、理解の及ばない力でした。そのため、レベル6への進化は止まっても力の暴走は止まらない状態でした。

それを止めたのが上条 当麻でした。
別世界の、理解の及ばない力ということで、当麻の「幻想殺し(イマジンブレイカー)」でもそれを消し去ることはできず、逆に右手を吹き飛ばされます。しかし、その右腕の代わりに生えた竜「竜王の顎(ドラゴンストライク)」が、その理解の及ばない力を喰い去ります。

ehshell 2020-05-16 11-52-36-60以前にも「とある魔術の禁書目録」で登場したドラゴンですが、竜の数が増えていますね。この竜は、もし「とある科学の超電磁砲」の4期があればアレなので、良く見て覚えておいてくださいね。

それにしても、ここのバトル終了後の当麻と美琴の絡みのシーンは、綺麗でした。
というか、削板 軍覇の能力発動部分の作画が特にすごかったですね。

バトル後は、大覇星祭編のその後と、後日譚でした。
ポイントは、婚后 光子ちゃんのフォローアップでしょうか。原作通りではあります。
ただ、アニメでは、原作とは違い当初から登場し、そのキモチ部分の成長過程が描かれていたので、ここでそれを総括するようなシーンがあったのはよかったですね。
作画もアップが多かったこともあって、非常に可愛くてよかったです。

ehshell 2020-05-16 11-46-41-19もう一つが、フォークダンスですか。
まぁ、ここは完全なおまけではありますが、今までのバトルが終了し、学園生活の日常が戻ってきたことを示すということで、よかったと思います。
特に最後に黒子が、警策 看取ちゃんを倒したドロップキックを当麻にかましたのは、意識して対比させたのだと思います。黒子が日常に戻ってきた感じが強くなりました。
というか、ラストカットの黒子可愛かったですね。

ということで、15話は、今までカットしてきた警策 看取ちゃんの背景というか、ドリー絡みのお話しをまとめてやるようですね。今週、食蜂操祈ちゃんが警策 看取ちゃんのところに行った場面も原作からカットがありましたし、その辺りから繋げて、ドリーと食蜂操祈ちゃん、警策 看取ちゃん絡みの部分をやるんでしょう。
そういえば、食蜂操祈ちゃんが、木原幻生の記憶から何を読み取ったのかも描かれていないですしね。

そうしますと、全25話ですから、「天賦夢路(ドリームランカー)」編は10話ですか。収まるのかなぁ?たぶん「予知能力」部分を丸ごとカットするんでしょうね。
「天賦夢路(ドリームランカー)」編自体は、さほどでもないのですが、「アイテム」絡み部分は、すごく好きなので、しっかり尺を採ってやって欲しいです。