ehshell 2020-05-02 08-16-39-29とある科学の超電磁砲<レールガン>T #13「SYSTEM(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」

シリーズ第三弾『とある科学の超電磁砲T』です。
コロナの関係で、春アニメが次々と放映中止になっていく中で、隔週ながらもなんとか放送を続けてくれていますね。感謝です。

「とある科学の超電磁砲T」は、アニメ的には「とある科学の超電磁砲」のシリーズの第三弾になります。長井龍雪さんが監督なのは、過去二作と同じですね。第二弾の「とある科学の超電磁砲S」が終わったのが、2013年6月ですから、約6年半ぶりの復活となります。まぁ原作の「とある魔術の禁書目録」というか、そのコミカライズ・スピンオフ「とある科学の超電磁砲」もずっと続いていますから、人気は高くスタッフの確保の方が問題だったのでしょうか。

いや、過去の「とある科学の超電磁砲」では、前半に原作通りのストーリーを使って後半はオリジナルストーリーという展開でした。「とある科学の超電磁砲S」のオリジナルストーリー「Silent Party」編がちょっと今一つだったことからも、今回放映の「大覇星祭」編の原作が終わるのに時間が掛かって、タイミングを失った方が原因のような気がします。

さて、前回の第12話は、上条さんと削板軍覇が「絶対能力者(レベル6)」へと変相を続ける御坂美琴と、そして黒子と初春のタッグが警策看取ちゃんと、そしてそして食蜂操祈ちゃんが、「外装代脳(エクステリア)」を乗っ取った木原幻生と、それぞれバトルをする展開でした。
みさきちさんは、バトルというより知能戦ですが。
そして、今週は、いよいよ山場ですね。

ということで、とある科学の超電磁砲<レールガン>T 第13話「SYSTEM(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」さくさくと行きます。
原作は、ラノベの「とある魔術の禁書目録」は、新約の途中で挫折しています。コミックスの「とある科学の超電磁砲」は、最新刊までコミックス版で読んでいます。ネタバレは、なるべくなしで行きたいと思っています。

あらすじ:公式から引用

「目」と「耳」を封じられたにもかかわらず、人形を的確に操り、黒子を攻撃してくる警策。その秘密を解くカギを見つけたのは、意外なことに佐天だった。大覇星祭の大会中継用に飛ばされていた小型カメラ。それが利用されている可能性を初春から告げられた黒子は、これまでの情報をもとに警策の居場所を予測。ある作戦を実行し、警策との勝負に出る――。

一方、異形と化した美琴は、上条たちの決死の行動もむなしく、暴走を続けていた。食蜂を追い詰め、目的のコードを手にした幻生は、美琴を『絶対能力(レベル6)』へと至らしめる最後のトリガー――『外装代脳(エクステリア)』のリミッターを解除する!

ehshell 2020-05-02 08-27-24-77感想:
とある科学の超電磁砲<レールガン>T #13「SYSTEM(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)」です。

今週は、黒子と警策看取ちゃん、食蜂操祈ちゃんと木原幻生のバトルの決着戦でした。面白かったですねぇ。

冒頭のアバンは、尺合わせのためか、1週飛んだためか、大覇星祭の総集編的な黒子視点の振り返りでした。4分程度あったでしょうか。黒子視点にしたことで、今週が黒子回であることが分かって、よかった気もします。
本来は、尺の調整をする映像を作るところなんでしょうが、それができなかったんでしょうね。

さて、黒子と警策看取ちゃんのバトルです。
「絶対能力者(レベル6)」へと変相を続ける御坂美琴をコントロールする警策看取ちゃんですが、もうその役割りは終わっています。ただ、彼女がこの「絶対能力者(レベル6)」計画に加担している理由があるため、最後まで見届けようとあの場所いるわけですか。
黒子は、そのことを知らないので、警策看取ちゃんを叩いて御坂美琴を解放しようとしているんでしょうね。

ehshell 2020-05-02 08-32-02-10そのバトルですが、正確には黒子&初春のコンビと警策看取ちゃんのバトルですね。警策看取ちゃんもタブレットを駆使する情報技術が高い人ですが、スーパーハッカーの初春は上を行く感じですね。

それにしても、センターアイキャッチから後半にかけての、黒子と警策看取ちゃんのバトルはめちゃカッコイイです。時間にしては瞬間なんですが、アイキャッチ部分の「見つけましたわよ」がかなり効いていて、どんどん期待が高まっていく感じでもっと濃密に感じました。今までの黒子と警策看取ちゃんの読み合いもあったから、それも含む感じで濃密に感じたんでしょう。
それにしても、SNSでカメラワークを絶賛している人が多かったんですが、実は原作コミックスの構図そのままなんですよね。原作コミックスの完成度がそれだけ高いということですね。
ただ、ドリーのカットの入れ方は、アニメの方が良い感じでした。もちろん、ストーリー構成の違いもあるんですが、警策看取ちゃんが実はというのがしっかり伝わってきてよかったですね。

ehshell 2020-05-02 08-25-44-24そして、木原幻生と食蜂操祈ちゃん。
前回の次点で、木原幻生の勝利というのが分かっていたのですが、その敗北から闘いの結果をひっくり返してしまうという展開が、非常に熱かったです。まさにどんでん返し。
食蜂操祈ちゃんは自分が敗北するだろうことを予測し、「外装代脳(エクステリア)」の制限解除コードと自壊コードを入れ替えて、その策を木原に知られないために、自分の記憶の一部だけを「心理掌握(メンタルアウト)」で消してコードだけ読ませるようにしていたということですね。
かなりハイリスクな作戦ですが、それだけ正確に食蜂操祈ちゃんは木原幻生の力を把握していたということですね。

木原幻生は、「外装代脳(エクステリア)」と繋がって「心理掌握(メンタルアウト)」も「幻想御手(レベルアッパー)」もそれを利用していたたために、「外装代脳(エクステリア)」の破壊の影響をもろに受けた感じですね。

ということで、次週はお休みということですね。隔週でもいいので、このレベルでしっかりと仕上げていただければ文句はないです。