ehshell 2020-04-04 19-24-21-53とある科学の超電磁砲<レールガン>T #10「才人工房(クローンドリー)」

シリーズ第三弾『とある科学の超電磁砲T』です。

「とある科学の超電磁砲T」は、アニメ的には「とある科学の超電磁砲」のシリーズの第三弾になります。長井龍雪さんが監督なのは、過去二作と同じですね。第二弾の「とある科学の超電磁砲S」が終わったのが、2013年6月ですから、約6年半ぶりの復活となります。まぁ原作の「とある魔術の禁書目録」というか、そのコミカライズ・スピンオフ「とある科学の超電磁砲」もずっと続いていますから、人気は高くスタッフの確保の方が問題だったのでしょうか。

いや、過去の「とある科学の超電磁砲」では、前半に原作通りのストーリーを使って後半はオリジナルストーリーという展開でした。「とある科学の超電磁砲S」のオリジナルストーリー「Silent Party」編がちょっと今一つだったことからも、今回放映の「大覇星祭」編の原作が終わるのに時間が掛かって、タイミングを失った方が原因のような気がします。

さて、前回の第9話は、美琴と食蜂操祈ちゃんが木原幻生を捕まえるお話しでした。
お互いがお互いの能力を使って木原幻生に向かうところは、なかなか面白かったです。ただ、まだ全力全壊ではないですね。
そして、巻き込まれの天才の佐天さん、彼女が暴走することで警策看取のラインに近付きます。
表が美琴を巡る食蜂操祈ちゃんが木原幻生、そして木原チームの警策看取ちゃんとそれに対峙する佐天さんを巡る人々という感じですかね。

ということで、とある科学の超電磁砲<レールガン>T 第10話「才人工房(クローンドリー)」さくさくと行きます。
原作は、ラノベの「とある魔術の禁書目録」は、新約の途中で挫折しています。コミックスの「とある科学の超電磁砲」は、最新刊までコミックス版で読んでいます。ネタバレは、なるべくなしで行きたいと思っています。

あらすじ:公式から引用

捕らえたはずの木原幻生は、彼の送り込んだ影武者だった。その事実に、食蜂は別の危険な可能性に気付き、即座に行動を開始する。襲撃を受ける食蜂のセーフハウス、想定外の事態によって塞がれる道――。

食蜂が急ぎ、幻生が向かっているであろうその場所は、食蜂が幼いころに関わった、とある計画と関わりのある施設だった。当時、『才人工房(クローンドリー)』と呼ばれるその研究機関で能力開発を受けていた食蜂は、ドリーという少女と出会う。

病気で機械の助けがなければ生きられず、仲の良い友だちと離れたばかりだというドリー。彼女のお守りを任された食蜂だったが、触れ合ううちに仲良くなり――。

ehshell 2020-04-04 19-21-42-66感想:
とある科学の超電磁砲<レールガン>T #10「才人工房(クローンドリー)」です。

今週は、食蜂操祈ちゃんの過去と、木原幻生が狙う事件の表面化でした。
原作では、もう少しじっくりとドリーと食蜂操祈ちゃんの過去をやった気もしますが、アニメでやると冗長になるので、これくらいで丁度いい感じがします。ただ、シリーズも長くなっていますので、この辺りのクローン計画が何に繋がっているのかなどう少し補完してあげた方がよかったような気もします。

そもそも、なぜ食蜂操祈ちゃんがあれほどに美琴と組むことをいやがるのか、車の中で最後に美琴に対して言い澱んだことは何かということが、一言説明してあればよかったかなとも思います。
クローンドリーは、もちろん「絶対能力進化(レベル6シフト)」計画に向かうあれの元となったものなのでしょう。それを考えると、食蜂操祈ちゃんが美琴を避けていたのは、ドリーのことがあったのからという気もしますね。

さて、食蜂操祈ちゃんの裏にある木原幻生の狙いの一つが、「外装代脳(エクステリア) 」だということがわかりました。食蜂操祈ちゃんの大脳皮質を培養したそれを使うことで、木原幻生はどうやら能力を使うことができるようです。その「外装代脳(エクステリア) 」を奪うために使ったのが「幻想御手(レベルアッパー)」ですね。脳波を同調することで、自分のものにするということですか。1期のあれが伏線となっていたわけですね。

そして「外装代脳(エクステリア) 」を使った「心理掌握(メンタルアウト)」で、ミサカネットワークを乗っ取ったわけですが、それが美琴をレベル6へと向かわせることになります。
非常にいいところで、終わりましたが、続きが気になりますね。
美琴は、もう戦闘要員ではないでしょうから、佐天さんと一緒にいる上条さんが絡んでくるのでしょうね。超電磁砲で、上条さんがバトルするのは珍しいかも。