ehshell 2019-11-08 21-55-08-27PSYCHO-PASS サイコパス3 Episode.3「ヘラクレスとセイレーン」です。

『PSYCHO-PASS サイコパス』は、第一期が2012年秋アニメ、二期が2014年秋アニメですから、テレビアニメですと、ほぼ5年ぶりという感じでしょうか。一期から考えると、もう7年目のアニメシリーズになります。

この『PSYCHO-PASS サイコパス』は、近未来の日本を舞台にした、SFミステリという感じでしょうか。事件に立ち向かうのは、規定値を超えた〈犯罪係数〉を計測された〈執行官〉たちと〈シビュラシステム〉が適性を見出したエリート刑事〈監視官〉たちです。〈シビュラシステム〉という人間を管理するシステムが存在する理想的な世界・日本での刑事たちの活躍というか、あがきが描かれます。

第一期では、〈シビュラシステム〉の存在を際立たせ、主人公である狡噛慎也と常守朱がそれにそれぞれの考えで立ち向かうところを示しました。第二期では、その常守朱と〈シビュラシステム〉の関係がどうなるか、映画版では、〈シビュラシステム〉自体が世界に広がっていくという様子が描かれています。

この『PSYCHO-PASS サイコパス3』では、その映画版の続きということで、治安の悪化した世界に立ち向かうために〈シビュラシステム〉を構築し、鎖国をしていか日本が、鎖国を取りやめたところから始まります。

前回の第二話では、まず偽装事故の解決が描かれました。
その過程で、外務省行動課・狡噛慎也と宜野座伸元が登場しました。どうやら、鎖国が解除されたことで、海外との関わりの部分で、厚生省公安局刑事課一係のメンバーを中心に、行動課が作られたようです。今後、公安局との関わりが気になります。
そして、この事件の裏には、ある組織が関わっているようで、その組織のメンバーが、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフが追っている事件、さらには常守朱ちゃんとも関係しているようです

ということで、PSYCHO-PASS 3 第三話「ヘラクレスとセイレーン」感想を書いておきます。
一応、テレビ版も劇場版もアニメは全部見ているようです。雑誌などのサブカル切り口の記事も読んでます。 

あらすじ:(公式から引用) 
転落死した土谷博士は、都知事選に立候補したアイドル政治家・小宮カリナのメンタルケア・スタッフだった。カリナに面会した灼は、彼女から底知れぬ何かを感じ取るも事件の手がかりはつかめない。捜査を進めていくと、ホテルの防犯データに、もうひとりの都知事候補である薬師寺・ヘラクレス・康介の第一秘書、リー・アキが映っていた。調査のためリーのもとを訪れた一係だが、そこで突如襲撃に遭い、リーは殺害されてしまう。

移民肯定派の薬師寺に対抗する小宮カリナ支持者の犯行なのか?

確保した襲撃犯の背景から、入江は犯人の拠点を茗荷谷に絞る。そこはかつて入江が縄張りにしていた廃棄区画だった。裏社会を取り仕切るブローカー・榎宮春木に会いに行った灼たちは容疑者濃厚と推測するが、肝心の犯行動機と手段の確証がつかめない。
襲撃者と襲撃された側、二手に分かれて捜査をすることにした一係だが――。

感想:

ehshell 2019-11-08 21-56-45-85PSYCHO-PASS サイコパス3 Episode.3「ヘラクレスとセイレーン」です。

今回のサブタイトル「ヘラクレス」と「セイレーン」は、普通に考えると東京都知事候補のことですよね。「ヘラクレス」はもちろん薬師寺・ヘラクレス・康介でしょう。そして「セイレーン」は、元アイドル歌手ですから、小宮カリナということになるんでしょう。

それはさておき、今回は、登場する面々の裏側を描く回だったような感じです。

ehshell 2019-11-08 21-56-24-55まずは、廿六木天馬執行官の背景がわかりました。政治家の家系ということで、薬師寺候補と何か関係があるようですね。
また、入江一途執行官は、スラム出身ということでした。彼が執行官になった理由が語られたりしましたが、まぁ良い人という感じですね。

そして、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフの二人。彼らが監視官になった背景が解説されました。どうやら、やはり家族が関わった事件を追っているようですね。その事件で殺人を犯したという常守朱ちゃんが絡んでくるということのようです。灼を推薦したのが朱ちゃんだということからも、そこには何か深い理由があるように思います。

また、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフの考えや性格なども描写されて、二人に感情移入しやすくなってきた感じはします。

一方、先週、灼が気にしていた名刺の名前「梓澤廣一」がどうやら、〈ビフロスト〉という組織が扱う事件のプランメーカーということのようですね。彼が、過去の事件に関係しているということは、やはり今回朱ちゃんたちが立ち向かおうとうしいるのが、〈ビフロスト〉ということなのでしょうか。〈ビフロスト〉は、シビュラシステムに対抗するシステムを抱えたもののようにも思えますが、さてどうなんでしょうね。

ただ、背景描写を中心にやったために、ちょっと事件側の描写が薄くなった気がします。せっかく薬師寺・ヘラクレス・康介と小宮カリナという魅力的なキャラを出しいるので、そこはもう少し並行して見せても良かったかなと思います。特に小宮カリナですね。
リー殺害の事件はありましたが、二人とは少し離れた事件にも思えましたから。

さてさて、今回Cパートでは、六合塚弥生ちゃんが登場しました。第一話から登場している雛河翔も含めて、やはり初期から出ているメンバーが登場すると、ワクワクしますね。