2019071402ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 2話 「七つの星と永遠の檻」
The Seven Stars and the Eternal Cage

この夏のアニメで、個人的に一番期待している『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 ‐魔眼蒐集列車(レール・ツェッペリン) Grace note‐』です。

「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」は、ざっくり言いますとFateシリーズのスピンオフになります。「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」は、時間軸的にはFateシリーズの第四次聖杯戦争と地続きになりますし、登場人物もそこに深く関わっています。そこが物語の基盤とはなってはいるんですが、かといって、そこを知らなくても十分楽しめる内容にはなっていると思います。

原作者は「レンタルマギカ」の三田誠さんです。
伝奇的要素を得意とする方で、細かい設定をしっかりと作り込むところに特徴があります。なので、結構蘊蓄とか専門用語とかが出てきて、非常に興味深いです。しかも、ミステリ要素が強い作者さんなで、原作では伝奇的要素とミステリがうまく盛り込まれていて面白いです。

先週の第1話は、原作にはないお話しでした。「Fate/ZERO」からこの「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」の間を埋めるお話しという感じで、ミステリの要素はほとんどないものでした。
「Fate/ZERO」のウェイバーくんが、ロード・エルメロイII世となった経緯と、ウェイバーくんの決意的なものが描かれたという感じですかね。
ミステリ要素がなくても面白かったのですが、ただFateシリーズを知らない人にはちょっと厳しかったかもしれません。恐らく、今週からは「事件簿」ということで、ミステリ要素が加わってきて、Fateを知らない方にももっと楽しめるのではないかと期待しています。

ということで、ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 2話 「七つの星と永遠の檻」、感想を書いておきます。
原作は、小説版を読んでいます。なので、気をつけますがネタバレが混じる可能性があります。
コミックスは、読んでいません。

あらすじ:(公式から引用
ライネスとメルヴィンからロード・エルメロイⅡ世に持ちかけられた難題――それはかつての彼の教え子、メアリ・リル・ファーゴにまつわる事件だった。
メアリは天体科を統べるアニムスフィア家の一門、ファーゴ家の一人娘。

かつての恩師の力を必要としたメアリに応じ、ファーゴ邸を訪れたロード・エルメロイⅡ世とグレイが目にしたのは、メアリの父、アーネスト・ファーゴのバラバラ死体だった。
天体科の伝統から外れ、現代魔術の様相を呈しているという犯行現場に対し、ロード・エルメロイⅡ世は解明に乗り出す。

2019071401感想:
第二話ですが、エピソードとしては、オリジナルでした。
第一話もオリジナルで、Fate/ZEROと現在を繋ぐお話し、今後のキーとなる魔眼を見せるお話しだったのですが、今回は事件簿の背景といいますか世界観・舞台設定を説明する回だったかと。

第一話では、ちょっとFateシリーズを知らない人には分かりにくいお話しだったと思うのですが、この第二話を挟んだことで、どういう世界なのかが分かってもらえたのではないかなと思います。
そういう意味では、一話と二話の順番が逆でもとは思いますが、主人公はロード・エルメロイⅡ世ですからね。

この「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿」は、魔術が成立する世界という舞台を前提にして、その理(ことわり)の中でのミステリとなります。例えば、ミステリで密室ですと物理的、心理的な鍵がかかるわけですが、この世界では物理的な鍵はあまり意味はなくって、魔術的な鍵が掛かることになります。
今週も大々的な魔術を仕掛けることで、それを強く意識させている感じです。

ただ、魔術が「How done it(ハウダニット)」のトリックとなるわけではあまりなく、ポイントは「Why done it(フワイダニット)」の解明となっています。
そういう意味では、魔術師がどれだけ一般の人間とは異質な存在かということがポイントなるわけですね。

<以下、謎の解明に少し言及しています。ネタバレを気にする方は少し飛ばして>
今回は、犯人が事件を引き起こす理由が、いかにも魔術的な理由だったことが重要だったと思います。
時計塔の天体科を統べるアニムスフィア家の事件だったのですが、地動説が新しい説で、天動説が魔術の基盤となっているなどが出てきたのが、その辺りを補填するものでしょう。

なので、この魔術世界の異質な事件を理解するためには、そこを踏まえていくことが必要になるので、そこを見せるが、この第二話だったのではと思います。メアリ・リル・ファーゴとラストのウェイバーくんとの会話は、そういう視点で見ると、ちょっと違って見えると思います。

「レンタルマギカ」もそういう世界だったのですが、原作者が同じ三田誠さんで魔術設定も三輪清宗さんだということから、地続き的にも思えますね。

どちらにしても、非常に面白かったです。

<謎の解明の言及はここまでで>

そしてもう一つ、今週は、いよいよグレイちゃんの力、アッドの力が発揮されました。
ただ、アッドが魔力を喰らう大鎌『死神の鎌(グリム・リーパー)』となって闘ったということぐらいしか明確には分かっていません。
あとは、闘いの中で、グレイちゃんのフードが外れて、顔が全て見えたことですかね。

「Gray・・・・・・Rave・・・・・・Crave・・・・・・Deprave・・・・・・」
「Grave・・・・・・me・・・・・・」
「Grave・・・・・・、for you・・・・・・」

この辺りの呪文の意味も気になりますね。

それにしても、今週のバトルシーンは、すごくかっこ良かったです。ストーリーも含めて、かなり期待できると感じました。

さて、今週から、OP/EDが付きました。
OPは、最近には珍しく?唄がないインストでした。それでも映像と絡んで、非常に良かったです。
EDは、個人的に最近お気に入りのASCAさんだったのですが、ちょっと今までの彼女とは違って静かなバラードだったのですが、梶浦ワールドにも寄りすぎず、新しいASCAという感じで良かったと思いました。映像もグレイちゃん推しとしては、いい感じです。

ということで、恐らく次週から本編だと思うのですが、これからも楽しみです。