kaijyu映画『海獣の子供』です。

主題歌が米津玄師ということもあって、ちょっと話題になっていた『海獣の子供』を見てきました。

当初は、この春に見たい映画がたくさんあるので、この映画を見る予定はなかったのですが、先週『プロメア』を見たときに見た予告編が良かったので、見たいという気持ちになりました。

予告編は、春にも見ていたのですが、そのときは「ふーん」という感じだったんですよね。でも、今回見た予告は、どうやら予告2というやつのようで、米津玄師さんの曲がついていました。それが、映像と噛み合って、非常に良かったんですよ。

それに惹かれて、ついつい見に行ってしまいました。

劇場は、公開初日ということもあってか、ほどほど埋まっていました。ただSOLD OUTではなかったですね。まぁ、公開劇場も多いですけれど。

ということで、ざっくりと感想を書いておきます。
様々な賞を獲得した五十嵐大介さんのコミックスが原作のようですが、原作は未読です。

あらすじ:公式から引用

 光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。
巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。
<本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会う。
琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」

明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきかっけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く彗星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。

“海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。
“海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。
これは、琉花が触れた 生命 の物語。

感想:

ネタバレは、しないように気をつけます。

見た直後の感想ですが、これは意見分かれそうというものでした。
直接的な表現での解答が提示されていないので、恐らくは意味わからないとかいう人が多そうかなと思ったのでした。自分的には、それほどは難しくないかなという感じだったのですけれど。

実際、映画が終わった直後は、通常ある「ざわざわ」感がなく、劇場がシーンとしていました。そして、そのあとに聞こえてきたのが、難しいとか分けわからないとか、エバ以来の置いてきぼり感とかの声でした。

実際は、テーマとか言いたいこととかは、難しくなくって、それの表現方法が説明的でないために分かりにくいと感じたんだと思うんですけどね。

昼間の時間に見たので、劇場には結構小学生も親子連れで来ていたんですが、彼らがどう感じたか気になりますね。案外、頭で考えないで、感覚的に捉えられる子供の方が理解できたかも。前の席にいた小学三年生くらいの子供は、途中で明らかに飽きていましたけれど。

というか、ちょっとネタバレ的ですが、説明的な部分があまりない本編の中で、ちょっと出てくる説明的な部分に、結構性的なというか生殖というかそういう部分があるので、R12でも良かったかなとは思いました。

それは置いておいて、映画自体は本当に綺麗だし、キャラクターも結構好みで、良かったです。その綺麗な映像で、言葉ではなく感性で物語りの後半を表現仕切っていたのですが、個人的には楽しかったです。かなり感動しました。映像と音で感性に語りかけるという作りでしょうか。映像と光が、音とシンクロして本当に感動的なので、お話しは置いておいても見てほしいところです。
自分は、結構理屈で見る癖があるのですが、途中で「理屈はやめ!」に切り換えて見ていました。

ただ、そういうように見れるので、「祭り」を追いかける組織の部分はかなり余計かなと感じました。単純に学者や家族、地域の人々という部分でまとめていた方が、より理屈を排除できるので、見やすかったと思います。あの組織の部分で、どうしても現実というか世俗に引き戻される感じがあったので。

テーマ的には、実は『プロメア』と重なる部分があるのかなと思っているのですが、『プロメア』の方が実は理屈なんてどうでもいいんだよ的な構成だったのが、面白いですね。

あと、惜しむらくは、米津さんの歌が、本編で流れなかったことですね。エンドロールだけだったということ。米津さんの歌が強すぎて、クジラの歌と噛み合わないんでしょうけれど、本編の映像に被せて聞きたかった気がします。

それにしても、芦田愛菜ちゃんは、うまいなぁ。