2018051101「棺担ぎのクロ。〜追憶旅話〜」 きゆづきさとこ
芳文社 KRコミックス ISBN:978-4832270732

さて、この「棺担ぎのクロ。〜追憶旅話〜」は、実はもう2ヶ月は前に出ていて、速攻で買っていたのですが、感想を書くタイミングを逃していていました。

ということですが「棺担ぎのクロ。〜追憶旅話〜」は、長く続いた「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」の番外編といいますか、コミックス未収録のお話しを集めたもののようです。ラストに書き下ろしがついていますが。

「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」自体は、昨年出た7巻で本当に綺麗に終わっているので、どういうお話しが入るんだろうと思っていたんですが、過去話と7巻のあとのお話しということで、ファンには充分楽しめる内容だったと思います。

元々は、「外伝」と伝えられていたのですが、そういう感じでもなかった気がしますね。
それは本文で。

「棺担ぎのクロ。」としては、このあとに画集が出て終わりということになります。

ではまず、出版社から、あらすじを引用しておきます。


あらすじ:

10年を超える歳月をかけ、驚愕のラストシーンで幕を閉じた 「棺担ぎのクロ。」が外伝コミックスとして衝撃発売!! 単行本未収録4コマ、ストーリー版、そして描き下ろし番外編を まとめたラストコミックス。 これが最後の旅物語!


感想:

面白かったかというと、「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」があれだけしっかり終わっていたので、どうしてもそれよりは感動は薄れるという感じでしょう。でも、テイストは「棺担ぎのクロ。」には違いなかったです。


それぞれの短編についてちょっと書きます。ただ、サブタイトルはついていないので順番で。


・第一話

書かれた時期的には、「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」が終わったあとに書かれたお話しですね。ただ、クロが棺を担いでいるので、時系列的には過去話ということになるでしょうか。

「ニジュク」と「サンジュ」も登場しないため二人に出会う前ということですね。

ただ、クロが旅に出るお話しが書かれていて、ちょっと興味深かったです。


・第二話

「ニジュク」と「サンジュ」も登場するコメディタッチの短編になっていて、お話しが終盤重くなる前の雰囲気が味わえて、楽しかったです。


・第三話

このお話しも、「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」に良くある、どこかの国のお話しです。


・第四話

クロがメインにならない、「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」で何度か登場するサブキャラたちのお話しです。こういう、第三者視点のお話しも、シリーズの中にはときどきありますよね。

結構、きゆづきさんこういうお話しを描くのが好きなような気がします。


・第五話

このお話しは、完全に「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」の7巻よりもあとのお話しです。

やはり「ヒフミ」がいなくなっても、「でんせんびょう」というか「黒の魔法」は残っているということですね。


・第六話

このお話しも、「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」の7巻よりもあとのお話しです。

ただテイストとしては、昔の感じではありますね。

「黒の魔法」を克服したクロが、その経験を活かすお話しになります。


・第七話

書き下ろしです。

4コママンガではなく、「ニジュク」と「サンジュ」からクロへの手紙という感じですね。

未来を暗示するような内容になっています。


これで、お話しとしては、完全に「棺担ぎのクロ。」は終わりという感じですね。

楽しめました。このあとのきゆづきさんの新作が楽しみです。