hibike20190422劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレです。


2016年の12月にTVシリーズ第2期が終了し、その後映画が三本発表されていた『響け!ユーフォニアム』ですが、その第三弾の劇場版です。サブタイトルが「誓いのフィナーレ」で、一応予告されていたラストなので、ここで終わりなんでしょうか?


パンフレットでのコメントを読んでいると、ここで終わりだという感じのコメントをされている方と、いやいやまだあるよ上級生になった黄前ちゃんたちをもっと見たいでしょという方とに分かれていますが、どうなんでしょうね。


映画は今週からの公開でしたが、舞台挨拶回は残念ながらチケットを入手できなかったので、泣く泣く諦めて、公開早々に見てきました。感想は、ちょっと寝かしてから書いてます。


さて、映画の内容的は、2年生になった黄前ちゃんたちを描くという感じでしたので、「リズと青い鳥」を違う視点で描くという感じですかね。


ということで、感想を書いておきたいと思います。

原作の最新巻は、『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編』ということで、久美子ちゃんが三年になったあとのお話しでした。後編はいつでしょう。


あらすじ:公式から引用

昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。
2年生の黄前久美子は3年生の加部友恵と、4月から新しく入った1年生の指導にあたることになる。

全国大会出場校ともあって、多くの1年生が入部するなか、低音パートへやって来たのは4名。

一見すると何の問題もなさそうな久石奏

周囲と馴染もうとしない鈴木美玲

そんな美玲と仲良くしたい鈴木さつき

自身のことを語ろうとしない月永求


サンライズフェスティバル、オーディション、そしてコンクール。
「全国大会金賞」を目標に掲げる吹奏楽部だけど、問題が次々と勃発して……!?

北宇治高校吹奏楽部、波乱の日々がスタート!


感想:

「劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~」です。前にも書きましたが、うちは吹奏楽家族なので、早々に見に行ってきました。

会場は、ほぼ満席で、今までも感じていたんですが、客層が通常のアニメ映画とは違っていて、結構年齢層が高い人やアニメを見そうにない方もいらっしゃって、吹奏楽ファンも見に来ているんだろうなという感じですね。


以下、映画のネタバレ含みますのでご注意を。


ストーリーは、原作をキチンとなぞってはいる感じですが、原作ほどは重くない感じですかね。奏ちゃんを初めとする新入生が結構イライラさせる感じで、それがずっと続いてしんどい感じもあるんですが、そこをうまく消化してまとめていて、アニメとしては見やすくなっていた感じです。


ただその分、主人公としての黄前ちゃんが弱くなっている感じもしました。

彼女がかなりスーパーマンになっていて、感情が伝わりにくくなっているんですよね。もっとイライラしたり悩んだりして欲しい気もするのですが、そこが伝わってこないので、奏ちゃんとひとまず決着を付けるシーンでもカタルシスがない感じがしました。

一年生側にもう少し感情移入して見ていれば違うんでしょうが、ひとまず自分はくみれいしかもかなりの黄前ちゃん寄りなので、もう少し主人公である彼女の感情がハッキリ伝わる感じにして欲しかった気もしました。少し物足りないかもしれないですね。


でも、映画全体としてはかなり良くできていて、充分楽しめたとは思います。「響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~」以前を見ていない方にはどうかとは思いますけれど。


テーマ的には、上級生になった黄前ちゃんということで、彼女の成長を描くことでしょうから、それは仕方がないかもしれません。


さて、作画ですが、「リズと青い鳥」とは違ってキャラデザは元に戻っていました。スカートも短くなっていましたし。(苦笑)

いや、黄前ちゃんたちは成長して2年生になったので、成長しては描かれていました。背が伸びて、目が少し小さくなった感じでしょうか。でも、違和感を持つほどではなかったですね。


そしてなんといっても演奏シーンが凄かったです。コンクールの自由曲「リズと青い鳥」をフル尺でやったんですが、凄く聞かせました。自分は吹奏楽のコンクールなどを見慣れている人なので、あまり比較できないとは思いますが、吹奏楽の演奏を見ていない人でも飽きさせない感じになっていたのではないでしょうか。

惜しむらくは、アニメが悪いのではないのですが、オーボエソロが多すぎるのがちょっと残念でしょうか。「リズと青い鳥」なので、そういう感じなんでしょうけれど、もっといろんな楽器特にトランペットソロが欲しかった気がします。あと、トロンボーンの描写がなかったのも残念かな。


今後ですが、映画の中で、今後の黄前ちゃんがどうなるのか迷っている描写がたくさん出てきて、それでいて結論を出していないので、続きはありそうという感じがしました。全然終わった感じがなかったんです。どちらかというと、テレビシリーズか次の映画への前振りのような感じも受けました。原作も続いていますし、次もあるんではないかなという気がします。


あと、この映画のテレビシリーズですが、ちょっとテレビシリーズにはしにくいかなという感じもします。重いんですよね。ただ、「リズと青い鳥」とミックスして構成し直せば行けるかもしれません。


ということで、ぜひ続編をお願いします。