ehshell 2019-01-12 17-19-29-99ブギーポップは笑わない 第3話 「ブギーポップは笑わない 3」です。

この「ブギーポップは笑わない」の感想を選んだのは、原作を楽しく読んでいたこともありますし、旧作のアニメを見ていたことからです。とはいいつつも、かなり以前なので、もうすっかり忘れていますが。
原作は上遠野浩平さん作のライトノベルですが、普通のラノベとは一線を画す、特殊な構成作品となっています。その構成は、上遠野浩平さんが得意とするものなのですが、普通に描くとアニメとは少し相性が悪いと思われますので、その辺りをどう見せてくれるかがポイントでしょう。

そもそも、原作は過去にアニメになっていることからもわかります通り、ライトノベル創世記(?)の名作と呼ばれるものなのですが、アニメはテレビ~映画までなったのですが、興行的には成功していなかったかと記憶しています。(違っていたならごめんなさい)
その理由が、原作を読んでいないとさっぱりわからないだった気がしますので、今回その辺りをどう見せてくれるのかが楽しみです。

先週は、第1話2話の一挙放映でした。
エコーズという地球外生命体が登場し、ある組織がエコーズを元にしたマンティコアという合成人間を作り出します。
しかし、そのマンティコアが組織から逃げ出し、深陽学園の生徒・百合原 美奈子の姿を借り、「人喰い」を行うというものでした。そして、そのマンティコアを操っていたのが、早乙女 正美でしたというところですか。

ということで、ブギーポップは笑わない 第3話 「ブギーポップは笑わない 3」感想行きます。
原作は既読ですが、まぁ20年近く前なので、すっかり忘れています。

あらすじ:公式から引用
姿を消してしまった紙木城直子を心配する田中志郎は、風紀委員の当番をしていた新刻敬に彼女を見ていないか尋ねるが、今日は見ていないと言われる。

またサボっているのではと言う敬に対して、志郎は直子がここ最近毎日学校に来なくてならない理由があったことを告げる。
そこに話を聞いていた早乙女正美が、行方がわからないなら霧間凪に聞けばといいと口を挟む。
直子と凪は中学からの友人であり、もしかしたら何か知っているかもしれないと告げる。

三人は凪を探し始めるのだが……。

ehshell 2019-01-12 17-15-21-09感想:
ブギーポップは笑わない 第3話 「ブギーポップは笑わない3」です。

今週は、原作ですと「ブギーポップ」シリーズの第一巻「ブギーポップは笑わない」の部分のラストです。第1話部分と第2話部分の流れが繋がって物語りのラストを構成するものです。

原作と比較したいのですが、手元にないので記憶に頼るのですが、構成的には原作通りだったのではないかなと思います。ただ、元々原作の「カットバック」を多用する手法で視点が揺れるお話しをそのまま構成しようとすると、深掘りするのに無理があるかなぁという感じです。

このお話しだけでは、登場人物の気持ちをうまく表現できないかなという感じがします。
マンティコアと早乙女正美の関係といいます立場の入れ替わりは先週やってはいるんですが、マンティコアが早乙女正美に依存していく様子があまり良くはわからないですよね。小説だと、地の文で一言書けば伝わるんですが。

あと、田中志郎についてもですが、彼はまぁアレなので、アレですね。(秘密)

まぁ、ブギーポップといいながら、今後も凪が物語りの中心人物になっていくので、その辺りはまぁ抑えられていたかなと思います。

ただ、やっぱり絵がなぁ。