ehshell 2018-11-10 08-52-15-29色づく世界の明日から #06 金色のサカナです。

「色づく世界の明日から」は、個人的には、この秋のアニメの期待度ナンバーワンです。

なぜこのアニメかと言いますと、「凪のあすから」の篠原監督ということもありますが、スタッフ的にもそれで揃っていて、良い感じの作品にしてくれるのではという期待からですね。

もちろんストーリーもそうなんですけれど、作画と色遣いといいますか、あのあたりの独特感が大変良かったので、今回も期待しています。

しかし、アニメを見やすいようにの配慮かどうか分かりませんが、同じ曜日にずらり並べるのは、結局話題として埋もれる作品も出てくるのでどうかといいますか、感想書きにくいのでどうにかしてほしいです。

先週の第五話は、瞳美ちゃんが頑張って前に進もうとするようになったことがいろいろな角度で描かれました。留守番をやったり、魔法の努力をしたり。
先週は、瞳美ちゃんが恋のさや当てについての狂言回しをしているようにも見えました。メインは、あさぎちゃんという感じでですね。今後に続きそうです。
唯翔が星砂を使うのですが、また魚が見えました。あの魚が何かカギを握っているように思えます。今週のサブタイトルが、あれですし。

ということで、色づく世界の明日から 第六話 「金色のサカナ」感想行きます。
オリジナルだとおもうのですが、どうなんでしょうか。

あらすじ:公式から引用

瞳美からプレゼントされた星砂を使った際に、唯翔が目にした金色のサカナ。それは、唯翔が小学校の時にはじめて賞をもらった絵に描いてあるものだった。奇妙な一致に、心惹かれる瞳美。

そんな中、魔法写真美術部のメンバーは、撮影会でグラバー園に出かけることに。再び現れた金色のサカナに導かれ、瞳美は気付くと絵の中の世界にいた。

ehshell 2018-11-10 08-59-47-42感想:
色づく世界の明日から #06 「金色のサカナ」です。

今週は、作画も演出も、ストーリーも最高でした。泣けました。第1話もよかったけれど、今回が一番かも。

今週は、琥珀ちゃんのおかげもあって皆に溶け込むことができた瞳美ちゃんが、恐らく自らの魔法のために唯翔と衝突するお話しでした。

魔法で唯翔の絵の中に入り込むことで、彼の絵を描くことに対する悩みに直面する瞳美ちゃんでしたが、それをそのまま唯翔に伝えてしまい、衝突することに。魔法で心の中を探られたような感じがしたのでしょうね。

唯翔とぶつかってしまった瞳美ちゃんは、どんどんと落ち込んで行くわけですが、実はその裏側で唯翔も落ち込んでいてという展開でした。

今週の一番のポイントは、もちろん「金色のサカナ」ですね。唯翔が幼いころに描いてしょうをもらった絵でした。恐らくは、そのころのようなキモチで絵を描けないこと、もしくはその絵を超える絵を描けない自分がいることに唯翔は悩んでいるんでしょうけれど、それがどうして瞳美ちゃんに繋がるのかは分からないですね。

先週、唯翔に「金色のサカナ」が見えたのも瞳美ちゃんの魔法からでしょうから、あのサカナは魔法の力の賜物なんでしょうけれど。そうすると、どうして唯翔が子供の頃に描いたサカナの形態をしているのかということになります。特に、第一話で偶然絵を見てしまったときにですね。

それはそうと、絵を描くことに決めた唯翔の告白で、また「金色のサカナ」が泳ぎだしてからの映像は素晴らしかったです。特に何かナレーションが被っているわけでもないんですが、「金色のサカナ」が泳いできて、それまでモノクロだった世界がカラーに変わっていく部分が、本当に感動的でした。
泣けました。

特に派手なエピソードがあるわけでもなく、大きな動きがあるわけでもないアニメですが、静かに丁寧な描写と、アニメでしかできないように映像の組み合わせが素晴らしいです。
ただ、派手な早い展開が好きな最近のアニメファンたちには、受けないかもねという気がします。良いアニメだと思うんですけれどね。