kjs2017122801クジラの子らは砂上に歌う 最終節 「ここに生まれてよかった」です。

ちょっと、かなり忙しくて遅くなりました。


このアニメを選んだ理由は単純で、原作を読んでいるからですね。
『このマンガがすごい!2015』オンナ編において10位にランクインしたときの解説を読んで読んでみたくなり、読んでみたら面白かったというところです。

ジャンル的には、単純に言えばSFファンタジーというか貴種流離譚というところでしょうか。読む前は、『デューン』シリーズを想像していたのですが、まぁ「砂の惑星」というところで連想しただけですけどね。
実際には、基本はボーイミーツガールではないのかなという気もしますが、そこがどうなるのかは、ちょっとネタバレ気味になるのでやめておきます。


コミックスの梅田阿比さんの絵柄はちょっと独特というか古くさい部分もあるのですが、それがどうアニメで化けるかが楽しみだったりするのですがJ.C.STAFFなので、どうなんでしょうか。ただ、監督が「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイさんで、キャラデザが飯塚晴子さんだったりするので、期待できるかも。

先週の第十一話では、泥クジラが流刑と呼ばれた原因が明らかになりました。

潮というか砂の流れが、泥クジラの動きを限定していたのですね。浮いて流れることはできるが舵を撮れない泥クジラは、巻いて流れる潮から逃れることができず、潮の流れの檻に閉じ込められていたということですか。

そして、今週はいよいよ檻を抜けることになるんでしょうか。


ということで、クジラの子らは砂上に歌う 第12話 最終回「ここに生まれてよかった」感想行きます。

原作は既読です。ネタバレはしないように気をつけます。


あらすじ:公式から引用

シコンとシコクによる反逆はオウニの反発もあって失敗に終わるが、無印と印の間には軋轢を生む結果となる。その混乱の最中、印たちの兄貴分的存在であったマソオが、寿命により息絶えてしまう。

スオウは、泥クジラの住民たちに印の短命の秘密を明らかにする。シコン、シコクを筆頭にスオウを責める声も出たが、スオウは、オウニに新たな共同体のリーダーとなってもらいたいと提案する。そして泥クジラは「ファレナの檻」を超え、新世界へと旅立っていくのだった。

kjs2017122802感想:

クジラの子らは砂上に歌う 最終節 「ここに生まれてよかった」です。


結局最後は、俺たちの闘いはこれからだ的なラストでした。
ポイントとしては、泥クジラの住人たちが、印と無印の間で割れそうになっていたけれども、オウニとスオウのつながりで、結局手を採って進んでいくことになったところでしょうか。物語りの主人公は、チャクロだったのですが、結局スオウとオウニの方が存在感があったという感じですね。

そんなチャクロですが、最終回のチャクロのポイントは、リコスとの関係修復でしょう。スオウ、オウニに続いてチャクロとリコスが仲よくなって、泥クジラが一つにまとまった印象なのですが、実は、どこでチャクロとリコスの関係が歪んだかというと、そんな印象はないのが問題ですね。
というか、サミの印象が強すぎて、リコスの印象が弱すぎた感じもします。

とまぁ、結局伏線を引いたところで終わった感じで、もったいない気もしますが、原作でも個人的にはここまでが面白かった気がするので、どうなんでしょうか。ただ、アニメにするならこの後の方が面白い気もするので、続きを見てみたい気がします。