kjs2017120401クジラの子らは砂上に歌う 第九節 「君の選択の、その先が見たい」です。


このアニメを選んだ理由は単純で、原作を読んでいるからですね。
『このマンガがすごい!2015』オンナ編において10位にランクインしたときの解説を読んで読んでみたくなり、読んでみたら面白かったというところです。

ジャンル的には、単純に言えばSFファンタジーというか貴種流離譚というところでしょうか。読む前は、『デューン』シリーズを想像していたのですが、まぁ「砂の惑星」というところで連想しただけですけどね。
実際には、基本はボーイミーツガールではないのかなという気もしますが、そこがどうなるのかは、ちょっとネタバレ気味になるのでやめておきます。


コミックスの梅田阿比さんの絵柄はちょっと独特というか古くさい部分もあるのですが、それがどうアニメで化けるかが楽しみだったりするのですがJ.C.STAFFなので、どうなんでしょうか。ただ、監督が「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイさんで、キャラデザが飯塚晴子さんだったりするので、期待できるかも。

先週の第八話では、“泥クジラ(ファレナ)”と帝国軍との闘いが山場を迎えました。
戦艦スキロスに突入した突撃部隊も、“泥クジラ(ファレナ)”に残っている部隊も、帝国軍の絶対的な力や策略に歯が立たない状態でした。
ただ、泥クジラ自警団団長のシュアンは、リョダリを倒し、突撃部隊も反撃を見せます。
とはいいつつ、オウニも的に抑えられ絶体絶命に陥りました。

ということで、クジラの子らは砂上に歌う 第9話「君の選択の、その先が見たい」感想行きます。

原作は既読です。ネタバレはしないように気をつけます。最新10巻は、9月に発売されました。


あらすじ:公式から引用

戦艦スキロスのヌースの間で、司令官アラフニと対峙する泥クジラの突撃部隊。
オウニとニビは、サイミアが使えないヌースの間でも優れた連携を見せ、帝国兵を打倒していくが……。

kjs2017120402感想:

クジラの子らは砂上に歌う 第九節 「君の選択の、その先が見たい」です。

「の」の後ろに読点がつくのは、ちょっとなんとなく違和感がありますが。


今週は、“泥クジラ(ファレナ)”と帝国軍との闘いが終了を迎えました。
先週、帝国軍の戦艦スキロスでは、チャクロたちがオウニを中心に隙を見つけて前に進もうと試みます。敵軍はオウニのことを「デモナス」としてどうやらすぐに殺してはいけないような行動を採っていましたが、どうやら見切ったということで、オウニを殺そうとします。
オウニもどこか諦めの様子でしたが、ニビが登場したことで、様子が一転します。

それほどにニビとのつながりが強かったのでしょうが、そのニビが殺されたことで、オウニが暴走します。サイミヤが仕えないはずのヌースの間で、オウニがサイミヤを発動したのです。それが「デモナス」ということなのでしょうか?

その暴走したオウニのサイミヤは、ヌースをも破壊します。

そのあと、チャクロやオウニが見た風景は、オウニが吸収した人間の感情なのでしょうか?そして、チャクロが求められた交換条件は、なぜチャクロが認めなかったのに、許されたのでしょうか?
普通に考えれば、あれはヌースがチャクロを試したと思えるのですが、その理由が不明ですよね。本来ヌースは感情を吸い取る側のはずなので、それを拒んだことを許してしまう理由がわからないのです。

ひとまず、“泥クジラ(ファレナ)”は帝国軍を退けたことになるのですが、その被害は大きく、また帝国軍に勝利したわけでもないので、これからどうなるのでしょうか。

それにしても、色使いが独特で、映像が綺麗です。しかもキャンパスに透明水彩で描いたような効果を通していて、それがあまり見たことがない味わいになっているように思います。
次週もたのしみですね