mia2017093001メイドインアビス 第13話「挑む者たち」です。

さて、楽しみにしている「メイドインアビス」です。最終回は、1時間スペシャルです。

原作は、つくしあきひとさんのファンタジー漫画です。ファンタジーといいますか伝奇物というかという感じもありますね。お話し的にどうかというのは、実はまだまだ終わりが見えていないのでまだまだわからないところがありますが、世界観といいますか設定は、文句なしに面白いです。

作画的にも原作の絵は特徴があって可愛いですが、実は内容的にはかなりグロイ部分もあるので、そこをどうするかがアニメ化のポイントになってくると思います。また、世界観がポイントになってくるので、そこをアニメでどう見せるのかが出来を左右しそうに思います。

先週の第十二話では、ナナチからアビスの謎、特に「アビスの呪い」についてが語られました。
アビスは、魅力的な場所ですが、特にその呪いが寄り魅力を強くしているように思えます。
そして、その呪いの謎からレグは深界生物と闘い、『火葬砲』で撃退できるわけですが、『火葬砲』を見たナナチがある想いをレグに語るところから、今週は始まります。

ということで、メイドインアビス 第13話最終回「挑む者たち」感想行きます。

原作は既読です。既刊は6巻です。最新刊は、8月に発売されました。


あらすじ:公式から引用)

レグの火葬砲を見て「ミーティを殺してくれ」とお願いしたナナチは、子供の頃を想起する。

過去、極北の地「セレニ」でゴミ拾いをしながら生活していたナナチは、同じ地の底のような暮らしを続けるなら真の地の底「アビス」に行きたいと願っていた。そんなある日、「アビス」の探窟家がやってきて子供たちの前で演説を始める。その探窟家は白笛「ボンドルド」。アビスの謎を解くために希望者を募っていて・・・。

mia2017093002感想:

メイドインアビス 第13話「挑む者たち」です。


最終回は、予告通り一時間スペシャルでした。
Aパートがナナチとミーティの過去についての回想といいますか、ボンドルド卿の登場にほとんどを費やすお話しでした。ですので、そこにひとつ山があるにしても、ストーリーとしてはメインの流れではないため、Bパートとセットにしたのは良かったですね。
というか、あの話は、一気に見せた方がキモチが高まりますし、この流れが良かったと思いいます。

そのお話しですが、Aパートといいますか、前半30分で、先に書いた通りナナチとミーティの過去、ボンドルド卿の探究心が描かれました。
どうして、先週まででぼやかされていた、ナナチとミーティでどうして同じ「成れ果て」なのに、状態が違うのかが分かるお話しでした。といいますか、ナナチがどうして「成れ果て」なのに自我を保てているのかですかね。

まぁ、自我が保てているということは、あの上昇負荷で二人が、特にミーティが「成れ果て」になる部分の記憶をナナチはずっと抱えているということで、かなり辛いシーンでした。個人的には、Bパートの昇華シーンよりもここが辛かったです。グロいではなくて、辛いです。

Bパートは、ミーティを昇華させて、新たな旅立ちに向かうシーンでした。
旅立ちといえば、ミーティが先に旅立って行ってということでしょうか。

ミーティの昇華シーンですが、ナナチ側から見ると死と別れですが、リコちゃんの話しを聞けば、それが解放と旅立ちだったという解釈でいいんでしょうかね?ミーティはずっと泣いている一方で、リコちゃんを見つめていました。それは、二人は同じようにアビスへの憧れを抱えているからで、そのキモチが繋がっていたからミーティによってリコちゃんは死の底から救い出されたという感じでしょうか。

冒険に挑みたいけれどどこにも行けない、そんなミーティが解放されてアビスの深層へと旅立った、次はリコちゃんの番だよって感じですかね。解釈は人それぞれでしょうけれど。

ということで、最終回だったわけですが、まとめ方としては、ラストにオリジナル要素(連絡)を持ってきて、最終回らしい雰囲気を作って終わるというのは、なかなか綺麗だったかとおもいます。
ただ、あのリコちゃんの外科処理シーンは原作通りぐらいでもう少しあっさりで良かったとおもいますが。

そして、Cパートに少し時系列をいじってボンドルド卿を持ってきたのも、二期を作りたいぞという意思表示だと感じました。原作のつくしさんが描かれたエンドカードの左下にもあるキャラがいることですし。

アニメ全体としては、原作の間を補いながら丁寧に進めてくれて、非常に楽しめたとおもいます。是非二期が来てほしいですが、原作のテンポもここからがくっと落ちるので、もう少し原作のストックができないと難しいかもですね。現在6巻までで、4巻冒頭なので、単純な分量だけならできるのですが。