
実質的な最終回という感じですか?
『昭和元禄落語心中』は、原作も読んでいて、面白そうかとおもってはいたんですが、そもそも落語家でない人がこの演技をしてもどうだろうと思って、当初は見ないつもりでした。ところが一期の第一話がかなり面白かったので、そのままずるずると感想も書いていました。
ということで、個人的にはこの冬の本命です。
一期の内容は過去編ということで、八雲師匠とその話に出ていた助六の物語が中心でした。ここまでのお話というか、二期の始まりの前提を公式から引用しますとこういう感じですか。
「刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。拝み倒して八雲の住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。」
先週の第十話は、八雲師匠が火事から助かったところから始まりました。その火事があって自分にはもう落語は無理だと達観したのか、八雲師匠は、妙に優しくなり、小夏と和解します。
ただ、色々と和解があった後で、さてどうなるというところが今週でしょうか。
原作マンガは、既読です。ネタバレはないように努力します。
あらすじ:(公式から引用)
小夏と縁側で与太郎のラジオを聴いていた八雲。不意に迷い込んだロウソクの並ぶ道で、二代目助六に再会する。そう、ここは三途の川。助六に案内されながら、冥途を目指すことになったのだ。道中、軽口を叩き合いながら、子どもの時分に戻ったり、若き菊比古と助六に戻ったり。みよ吉や小夏のことを互いに述懐しながら、それぞれの人生と向き合っていく。
すると今度は、みよ吉が現れて……。

ということで、昭和元禄落語心中 -助六再び篇- 第十一話です。
さて、今週は、八雲師匠が死んでしまって、三途の川を渡る前に二代目助六に出会ってという展開でした。
それが一体どういう意味を持つかというと、まぁあまり意味がないんでしょうけれどね。普通に後日談的ないいお話しという感じではありますが、先週の八代目八雲師匠が柔らかくなった部分を受けてでの展開ですから、それほど唐突でもないかなという感じもします。
それにしても、先代助六、みよ吉さんと三人で穏やかに会話するのはすごくいい感じですね。松田さんが一時的に来たのかどうなのかも気になりますが、まぁ次週を見ればわかりますか。
それにしても、八代目八雲師匠の優しいお別れ良かったですね。
次週は、また現代というか、先週を受けると未来ですね。
まぁ、助六再び編なので、そこで終わるという感じですね。
第十一話
二代目助六「二番煎じ」→八代目八雲「寿限無」→八代目八雲(三途の渡し)「野ざらし」
第十話
三代目助六「野ざらし」→二代目助六「野ざらし」
第九話
八代目八雲「たちきり」→三代目助六「居残り佐平次」→八代目八雲「死神」
第八話
萬月「東の旅 発端」→信之助(縁側で「サイサイ節」だけ)「野ざらし」→三代目助六(小夏と二人で)「野ざらし」→三代目助六「芝浜」
第七話
菊比古「明烏」→二代目助六「芝浜」
第六話
三代目助六「居残り佐平次」→三代目助六「初天神」第五話
二代目・三代目助六(縁側)「居残り佐平次」→三代目助六「錦の袈裟」→八代目八雲「反魂香」
第四話
三代目助六「時そば」→信之助(楽屋)「寿限無」→八代目八雲「明烏」→小夏「寿限無」
第三話
三代目助六「大工調べ」→八代目八雲「居残り佐平次」
第二話
三代目助六「黄金餅」→三代目助六(練習)「鮑のし(?)」→八代目八雲(子守落語)「あくび指南」→アニさん(のり平)「笠碁」→三代目助六「錦の袈裟」
第一話
八代目八雲「つるつる」→三代目助六「なめる」
◆◇ちなみに一期はこんな感じでした。
第十三話
小夏(縁側)「野ざらし」→菊比古(高座前)「死神」→与太郎「野ざらし」
第十二話
菊比古「明烏」→二代目助六「芝浜」
第十一話
菊比古「酢豆腐」→菊比古・二代目助六「野ざらし」
第十話
七代目八雲「子別れ」→菊比古「死神」→子夏「野ざらし」
第九話
二代目助六「居残り佐平次」→菊比古「紙入れ」
第八話
菊比古「紺屋高尾」→二代目助六「夏どろ」→菊比古「死神」
第七話
二代目助六「火焔太鼓」→菊比古「品川心中」→菊比古「五人廻し」→菊比古「崇徳院への枕??」(口ずさむ)
第六話
七代目八雲「牛ほめ」→菊比古(練習)「品川心中」→二代目助六「お血脈」→菊比古「品川心中」
第五話
二代目助六「品川心中」
第四話
二代目助六「夢金」→菊比古「明烏」(練習シーン)
第三話
菊比古「子ほめ」→初太郎「黄金餅」→初太郎「あくび指南」→菊比古「野ざらし」→菊比古「包丁」→菊比古「釜猫」
第二話
初太郎(幼少)「野ざらし」→菊比古「子ほめ」→初太郎「時そば」
第一話
八雲「死神」→与太郎「出来心」→与太郎「初天神」→八雲「鰍沢」