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昭和元禄落語心中 -助六再び篇- 第三話です。

『昭和元禄落語心中』は、原作も読んでいて、面白そうかとおもってはいたんですが、そもそも落語家でない人がこの演技をしてもどうだろうと思って、当初は見ないつもりでした。ところが一期の第一話がかなり面白かったので、そのままずるずると感想も書いていました。

一期の感想は、このあたり

ということで、個人的にはこの冬の本命です。第二話も面白かったです。

一期の内容は過去編ということで、八雲師匠とその話に出ていた助六の物語が中心でした。ここまでのお話というか、二期の始まりの前提を公式から引用しますとこういう感じですか。

「刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。拝み倒して八雲の住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。」

ということで、先週の第二話は、助六のスキャンダルからお話しが始まりました。スキャンダルは、確かに助六を窮地に追い込むのですが、助六がもっと悩んでいたのは、どうやら自分の落語を見つけられないことのようです。

助六は、自分の落語を見つけようともがき、それを樋口先生がサポートしているのか否かですが、まだよく分からないですね。

ということで、昭和元禄落語心中 -助六再び篇- 第3話感想行きます。

原作マンガは、既読です。ネタバレはないように努力します。

あらすじ:公式から引用

「自分の落語」が見つからない上に、小夏と親分の関係を勘繰り始めた与太郎は、邪念を振り払うかのように『大工調べ』の稽古をしていた。棟梁が啖呵を切る場面を演じていると、樋口が「なぜ棟梁は啖呵を切るのか」と口を挟んでくる。その理由や意味を考えたことがなかった与太郎だが……。

一方、小夏は務めていた料亭に親分がやってくると聞き、与太郎がついてくるとも知らず、急いで料亭に向かうのだった。

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感想:

ということで、昭和元禄落語心中 -助六再び篇- 第三話です。

さて、今週も、己の落語を見つけようともがく助六の様子がまず描かれました。もがく助六が練習に選んだ落語は『大工調べ』。そしてその様子を探る(?)樋口先生。舞台背景の花火大会も相まって、なかなかいい感じです。

そして、もう一つのポイントになるのが、小夏というか信之助ですか。信之助の父親が誰かですね。それは番組中で分かるわけですが、そのおかげで、小夏の心も少し助六に寄ったという感じですね。

それよりも、助六自身の落語ですが、どうやら何かヒントが掴めたという感じでしょうか。というか、落語の登場人物をと言っている割りには、落語の内容を理解していないというのが問題なのかなと感じました。今回の『大工調べ』については、大工の与太郎の気持ちを助六が理解したためによくなったという感じでしょうか。

それにしても、最後の八雲師匠の落語は圧巻でした。石田さんの演技もそうなのですが、いつものように作画がぴったりと合っていてすごいですね。口の動きといいますか。

ちなみに、先代助六の『居残り佐平次』は、一期の第9話です。

次週からも楽しみですね。

第三話

三代目助六「大工調べ」→八代目八雲「居残り佐平次」

第二話

三代目助六「黄金餅」→三代目助六(練習)「鮑のし(?)」→八代目八雲(子守落語)「あくび指南」→アニさん(のり平)「笠碁」→三代目助六「錦の袈裟」

第一話

八代目八雲「つるつる」→三代目助六「なめる」

◆◇ちなみに一期はこんな感じでした。

第十三話

小夏(縁側)「野ざらし」→菊比古(高座前)「死神」→与太郎「野ざらし」

第十二話

菊比古「明烏」→二代目助六「芝浜」

第十一話

菊比古「酢豆腐」→菊比古・二代目助六「野ざらし」

第十話

七代目八雲「子別れ」→菊比古「死神」→子夏「野ざらし」

第九話

二代目助六「居残り佐平次」→菊比古「紙入れ」

第八話

菊比古「紺屋高尾」→二代目助六「夏どろ」→菊比古「死神」

第七話

二代目助六「火焔太鼓」→菊比古「品川心中」→菊比古「五人廻し」→菊比古「崇徳院への枕??」(口ずさむ)

第六話

七代目八雲「牛ほめ」→菊比古(練習)「品川心中」→二代目助六「お血脈」→菊比古「品川心中」

第五話

二代目助六「品川心中」

第四話

二代目助六「夢金」→菊比古「明烏」(練習シーン)

第三話

菊比古「子ほめ」→初太郎「黄金餅」→初太郎「あくび指南」→菊比古「野ざらし」→菊比古「包丁」→菊比古「釜猫」

第二話

初太郎(幼少)「野ざらし」→菊比古「子ほめ」→初太郎「時そば」

第一話

八雲「死神」→与太郎「出来心」→与太郎「初天神」→八雲「鰍沢」